2006年06月 大山ケーブル、相鉄、横浜市営地下鉄
2006年6月の土曜に、江ノ電、JR相模線経由で出かけ、大山ケーブルに乗車しました。この当時の大山ケーブルの駅名は追分-不動前-下社間でした。(2008年に大山ケーブル - 大山寺 - 阿夫利神社に改称)運行車両も2015年に交代しましたが、2006年の乗車当時は1965年就役の「たんざわ」「おおやま」が現役でした。大山ケーブル乗車後は、相鉄と横浜市営地下鉄を再完乗。横浜市営地下鉄はグリーンラインの工事が進み、試運転が始まっていました。
相鉄・大山日帰り
平成18年(2006年)6月10日(土)
◎東逗子 847→850 逗子 逗子行862H E217系4両編成 先頭増4号車=クハE217-2045
逗子駅2番線に到着。跨線橋で1番線に移動する。
逗子駅はエスカレーターとエレベーターの新設工事中で、ホームに囲いがあって狭い部分がある。特に2・3番線ホームの階段と階段の間にある囲いは、夕方に逗子で下車してから階段まで混雑する。
◎逗子 855→900 鎌倉 君津行808S E217系11?両編成 8号車=モハE216-1036
逗子始発で、8号車は空いている。鎌倉で下車。次の江ノ電までは時間がある。江ノ電はパスネットが使えないので、一旦西口の改札を出てから券売機で藤沢までの乗車券を購入。スイカが関東私鉄各線に導入される来年以降には江ノ電でもスイカが使えるようになる予定。しばらくホームで待つ。頭上の横須賀線上り線では、189系8両編成の団体列車が発着していた。
◎鎌倉 912→946 藤沢 藤沢行 4両編成 先頭=2002
運転士は発車直前に乗り込んで来た。江ノ電の鎌倉側は時折乗車するが、藤沢口まで乗車することは少ない。前回乗ったのはいつだったか。
長谷では珍しく交換がなかった。極楽時坂の沿線では、紫陽花の植え込みをバックに電車の写真を撮っている人が数名見えた。
七里ガ浜の駐車場では、フリーマーケットが開かれていた。波は通常かやや高めで、百人単位ものサーファーが海上に浮かんでいる。この辺りまでは空席もあったが、腰越から混んでくる。そのため、併用軌道区間の前方の様子は見えず。
藤沢の住宅地を抜けながら、車内はだんだんと混んできた。藤沢駅の高架ホームに到着。駅前広場の上の歩道橋を越えてJR駅へ。
◎藤沢 952→957 茅ヶ崎 小田原行特別快速3100Y E231系15両編成7号車=サハE231-1045
◎茅ヶ崎 1007→1031 厚木 海老名行1059F 205系4両編成 先頭4号車=クハ204-507
相模線は年間を通してドアがボタン操作による半自動。乗車してくる人も心得ていて、ドアを開けて乗車したらすぐに閉ボタンを押している。暑さが増してきたこの季節、冷房効率のためにも、他の線でも導入されればと思う。
車内は適度に空いていてのんびりした雰囲気。列車は交換駅で1分余り停車するが、直線区間ではそれなりに速度を上げる。倉見手前で新幹線をアンダークロス。ちょうど上り方向への通過列車が見えた。沿線風景は住宅・工場・田畑が混在。
厚木で下車。改札は小田急と共用で、JRのものと自動改札の色合いが違うので、最初スイカは使えないのかと思って、駅員にスイカの改札を聞いてしまった。良く見ると、この改札機にもスイカのタッチ部分がある。勿論パスネットも使える。
ここから大山へはセット券が販売されており、帰りの着駅も同じならばこの方が得。しかし、今回は帰りが海老名までの乗車なので、通常のとおりパスネットで改札に入り直した。
◎厚木 1047→1049 本厚木行 各停 2000系8両編成 6両目6号車=2105
本厚木での接続は6分もある。
◎本厚木 1055→1102 伊勢原 小田原行 急行 8000系10両編成 6両目6号車=8255
高校生の団体と入れ代わりで乗車。伊勢原までは2駅。大山は山頂付近に雲がかかっている。
◎伊勢原駅北口 1105→1127頃 大山ケーブル 大山ケーブル行 伊10系統 湘南200か786
優先席を除いて満席だったので、運転席後ろに立つ。バスは市街地を抜けると昔ながらの旧道を走る。車両の擦れ違う場所も限られ、頻繁に対向車待ちがある。登り坂がだんだんと急になり、大山ケーブルバス停に到着。
ここから階段の両側に土産物店の並ぶ参道を500m余り進む。歩道面には時折、地元名産のコマをデザインした表示がある。ちょうどケーブルカーの発車2分前に駅に到着。駅の周りに見るものもなかったので、すぐにケーブルに乗車。
◎追分 1140→1146 2号たんざわ
昭和55年8月以来の訪問。車内は満席。坂を登って来たばかりなので暑い。ホームにいた乗務員が乗り込み、ドア閉後発車合図のブザーを押して出発。
軌道は思った以上の急傾斜。ゆっくりと登り、途中駅で対向車両と交換。1分余り停車。
こちらの車両「たんざわ」は赤い塗装だが、反対側の車両「おおやま」は緑色。下りの列車からは途中下車の人もいる。ここでは途中下車後に再乗車も可能。
再び軌道を登り、終点の下社に到着。切り立った山の中に位置しており、静か。
下りの発車を見送ってから参道を通って石段を登り、阿夫利神社の下社に到着して参拝。
神社の後背の山には雲がかかり、幻想的。山を背にして展望台からは相模湾方面を見下ろすが、靄がかかっているため、遠方の景色は霞んでいる。
標高690mの下社は暑くないが、虫が飛び交うのが気になる。
石段の下には茶店が並び、下りてきた参拝者に「お帰りなさい」と声をかけて呼び込む。大山は豆腐が名物なので、豆腐アイスを食べる。何となく豆腐の感じもあるが、薄味。下社駅に戻る。
◎下社 1300→1306 追分 1号 おおやま
発車5分前に改札が始まる。今度は緑色のおおやま号。早めに乗車して着席したが、すぐに満席になる。車内にはバスのような降車ブザーがあり、中間駅の不動前で下りる場合はこれで知らせる。数名の乗降があり、しばらく停車。
土産物店の並ぶ参道を下りる。バス乗り場付近の店で柿しぐれを購入。地元のこんにゃくと柿を使った羊羹とのこと。ちなみに、他の大山の土産として並ぶのは、きゃらぶき、豆腐、コマなど。
◎大山ケーブル 1342→1408 伊勢原駅北口 伊勢原駅北口行神奈中バス 湘南200か97
1本前のバスが出て間もないが、すぐ次のバスが入って待機している。車内でしばし待つ。
往路のバスもそうだが、ここのバスの運賃箱には大きな液晶パネルが付いていて、通常は日付などを表示し、バス停に停車の際は、運賃投入金額や、カード残額などを表示する。車内の案内によると、3月27日から伊勢原営業所管内でバス停付近のバリアフリー整備が完了したことに伴って、前乗り前降り方式から中乗り前降り方式に変更する実証実験を行っているとのことで、その時に更新されたのだろう。また、車内では急な雨に備えて傘を1本500円で常時販売している。
時間になって発車。急坂を下る。沿道には、「大山こま製造元」の看板が掛かった店が見えた。元来た道を伊勢原駅に戻る。復路も狭い道での対向車待ちが多い。
伊勢原駅には1408に到着した。
◎伊勢原 1416→1427 海老名 新宿行 急行 8000系他10両編成 4両目7号車=8166
車内は混んでいて、海老名まで立つ。
海老名で昼食場所を探すが、駅周辺は再開発工事中。結局、少し離れたダイエーの1階にあるマクドナルドで簡単な食事を済ませた。
◎海老名 1458→1529 横浜 横浜行 急行 7000系10両編成 2両目2号車=7138
先日送られて来た相鉄の株主乗車券を改札機に通す。
相鉄の海老名駅は行き止まり式ホーム1面2線。冷房効率のためか、先発の電車は各車4ドアのうち1つずつだけ開けている。しかし後発の電車(10000系)は全てのドアが開いている。車種の違いだろうか。先発の電車も発車直前は一旦全てのドアが開いた。
この車両は、ボタンで動く自動窓を備えている。設置された時は斬新なものだったのだろうが、その後の車両には採用されなかったようだ。
かしわ台までは側線が続き、幾本かの相鉄車両が停泊している。
この7000系はブレーキの緩解音が大きいのが特徴。大和は地下駅なので、特に響く。7000系が主力だった頃、ターミナルの横浜では壁に覆われた構内で何本もの列車がブレーキテストを繰り返すので、その音が相鉄駅の特徴だった。
大和辺りで車内は満席になった。二俣川から横浜まではノンストップ。しかしカーブも多いのでさほど速度は出さない。ビルの間を進み、住宅展示場やガスタンクが並ぶ辺りからJRと並ぶ。じきに横浜到着。
◎横浜 1542→1611 湘南台 湘南台行快速 10000系10両編成 先頭10号車=10502
2枚目の株主優待乗車証を投入。相鉄の横浜駅は終端部が行き止まり式。中間に地下通路があるが、横浜寄りの車輌がより混む。横浜発車時点で、先頭車には若干の空席があった。
この列車では、優先席付近は吊り革の持手の色をオレンジにして、この付近での携帯電話の電源切を求めている。
二俣川までに半分以上の乗客が降り、車内は随分空いた。二俣川を出るとすぐに下り本線をオーバークロスしていずみ野線に入る。ここからは昭和51年以降に開業した新線区間で、トンネル部分が多いが、本線区間と比べて高速で走る。トンネルの形状は四角い所が多い。また、途中駅は切り通しの中の対面ホームが特徴的。
いずみ野を出ると、今度は高架線区間。遠方の住宅地や林を見下ろす。水色の奇麗なアーチがかかるゆめが丘を出ると、地下の湘南台トンネルに入り、終点の湘南台。ここで相鉄線の再完乗となる。
かつて小田急の各停のみが停車していた湘南台は、相鉄と横浜市営地下鉄の乗り入れを機に大きく変わり、相鉄・小田急・地下鉄の改札が1つの地下コンコースに並んでいる。広い地下広場の端では、ストリートダンスの練習をしている少年グループがある。
あざみ野から横浜まで地下鉄で折り返す場合は1日乗車券の方が得になる。1日乗車券は一部の券売機でしか売っておらず、購入時にパスネットが使えない。
◎湘南台 1622→1728頃 あざみ野 あざみ野行 3000系6両編成 先頭6号車=3526
湘南台を出て間もなく、短区間だけ地上に出る。その際、相鉄線がすぐ近くを並走している。こちらは地上区間と地下区間を交互に走る。地上では林に囲まれた閑静な住宅地が広がっている。中田付近からは地下区間が続く。戸塚でまとまった乗降。上永谷前後は一時的に地上に出て、車庫への分岐があるが、すぐにまた地下に入る。
関内辺りから車内が混雑してきた。北新横浜を出て地上区間が中心になる。新羽では分岐線と折り返し用ホームがある。空は雲が増えている。センター南からセンター北にかけて右側に架線の張られた新しい軌道が並走している。これが来年開業の4号線か。開業したらまた乗りに来なければ。この辺りも新しいビルが立ち並ぶ。今年退職した元上司によると、この辺りは一面の大草原だったと言う。確かに学生の頃、開業したてのこの区間に乗りに来た時は、まだ工事中のビルが点在していた。
中川からまた地下区間に入り、終点のあざみ野。横浜市営地下鉄再完乗。
あざみ野は東急との乗り換え駅。駅前もそれなりに賑わっている。
◎あざみ野 1740→1746 センター南 湘南台行 3000系6両編成 4号車=3504
センター南で下車して新線の様子を眺める。
◎センター南 1754→1756 センター北 あざみ野行 1000系6両編成 先頭=1126
センター南とセンター北の間に停まっていた試運転車輌を眺めるため、1駅戻る。1日乗車券だからこそできる技。
◎センター北 1800→1823頃 横浜 3000系6両編成 最後6号車=3296
近くでスポーツの大会があったのか、各列車とも中学生のグループをよく見掛ける。新羽から南行線をオーバークロスして左手に分岐する単線がある。車庫に通じているのだろうか。
◎横浜 1845→1925 東逗子 久里浜行 E217系15両編成 5号車=サロE217-6
グリーン車1階席は、この時間でも乗客は疎ら。のんびりとくつろぐ。日の長い季節だが、さすがにこの時間になると薄暗くなってきた。街路灯は点灯しているが、それでも大船到着時点では外の様子は分かる。大船で時間調整のため3分停車。鎌倉辺りで完全に夜景になった。逗子で切り離し作業のため5分停車。そのまま東逗子まで乗車。
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