2006年11月3日 高尾山・京王線
平成18年(2006年)11月3日 高尾山・京王線日帰り旅行
3連休の初日。今年開始した不定期の日帰りシリーズの一環で、今日は京王電鉄などの乗り直しと、高尾山ケーブルの初乗車に出かけることにした。京王電鉄のうち井の頭線は小学生のとき以来、その他の京王各線は、就職活動で聖蹟桜ヶ丘の京王帝都電鉄(当時の名称)本社を訪問した帰りに乗りつぶしをしたが、その後は、先日の小田急線再完乗で多摩センター・新宿間を乗っただけである。
乗る範囲は一応決めているが、特に時間は決めずに出発。天気が良いので、高尾山は混みそうだ。
◎東逗子 946→1005 大船 君津行966S E217系11→15両編成 先頭11号車=クハE217-27
この時間の上りはまだ空いている。しかし、3連休初日で天候も良いため、北鎌倉の円覚寺前の道には、行楽客がたくさん出ていた。大船下車時に、ちょうど上りのリゾート踊り子号が到着していた。
大船で乗り換え。桜木町での横浜線快速への接続に間がありそうなので、大船駅構内の書店やコンビニに寄って根岸線を1列車遅らせる。
◎大船 1020→1047 桜木町 大宮行1012C 209系10両編成 2両目9号車=サハ209-196
10番線には、横浜線から直通の逗子行が来ていた。誤乗防止のため、頻繁に車内放送で注意を呼び掛けていた。
根岸線の前の方の車両は空いていたが、洋光台を出ると満席になった。昭和40年代以降に開発された住宅地を半地下の軌道で通り、磯子を過ぎると工業地帯。根岸駅の広い構内には、日本石油輸送のタンク車が連なっている。JR貨物のEF100やEF65がその先頭に立っている。
石川町からは市内の高架線。車内は混雑しているが、この辺りからは乗客の入れ代わりも多い。
◎桜木町 1049→1127 町田 八王子行1025K 205系8両編成3両目6号車=モハ204-201
桜木町を発車すると、左手に東急東横線の跡が並行する。桜木町からしばらくの区間は線路や枕木が撤去され、コンクリートの道床だけが残っているが、高島町手前からは線路が残り、高島町駅ホームもまだ残っている。
車内は東神奈川で満席になる。ここから横浜線。京浜東北・東海道・横須賀の3複線をオーバークロスして、程なくの大口で地上線になる。
日差しを避けるためにブラインドを下げている窓が幾つかあり、更に新菊名や新横浜からの乗客が多く、視界が限られる。中山では秋祭りなのか、お囃子の音が聞こえた。ホームの近くのようだが、見えなかった。
◎町田 1131→1153 八王子 八王子行 快速1011K 205系8両編成 先頭=クハ205-67
町田で後から来た快速に接続。混んでいるので、先頭に立つ。直線区間はおよそ95km/hで走行。途中の駅は停留所扱いなのか、閉塞信号の途中(例えば第5閉塞信号と第4閉塞信号の間)に駅があったりする。
相原のすぐ先に長いトンネルがあるため、相原発車時に運転室後ろのカーテンが閉められるが、次の八王子みなみ野で、すぐ開く。初めて横浜線の乗りつぶしをした小学生の頃、この区間は単線だったように記憶している。八王子みなみ野駅はまだなく、相原や片倉も田舎の駅という印象だったが、トンネルの前後に山が残るだけで、かなり開けた様子だ。
八王子駅北口駅前から、斜め右方向の通りを数分歩くと、京王八王子駅。ホームは地下にあり、上部は京王デパートになっている。
◎京王八王子 1213→1215 北野 新宿行 準特急 10両編成 先頭=7802
発車してすぐに地上に出る。1駅で、高尾線と合流する北野に到着。
◎北野 1217→1230 高尾山口 高尾山口行 8両編成先頭1号車=8780
北野では、すぐの連絡。上りホームでは八王子からの電車と片倉からの電車が並び、八王子からの準特急が先発。下りホームでは八王子行と高尾山口行がほぼ同発のダイヤになっている。ホーム間の乗り換えは時間が短く、慌ただしかった。
住宅地の間の切り通しを通って高尾ではJR線をオーバークロス。既に昼にかかっているためか、車内はさほど混んでいない。10分余りで終点の高尾山口に到着。
高尾山の登山口に入ると賑わいが増してきた。緩い坂を上り、ケーブルカーの駅に着くが、長蛇の列。往復乗車券を買い、参道途中の店でお焼きを買ってから、改札の列に並ぶ。なお、ケーブルとリフトは同じ運賃だが、切符は別のようで、窓口も別れている。リフトの出札の様子を見ると、往復券でも切符の色が違うようである。本日のケーブルは7分間隔の運転で、しばらく列に並んで待つ。
◎清滝 1310頃→ 高尾山 102もみじ号
ようやく順番が来て改札。下りてくるケーブルカーを階段式のホームで待ち受ける。来たのはオレンジ色の塗装のもみじ号。
満員の状態で発車。中間地点で緑色のあおば号と擦れ違うと、傾斜が増す。ここからはケーブルカーとしては日本一の急勾配という608‰(31度18分)となる。沿線には紅葉が並ぶが、まだ色付いていない。いろは紅葉という種類という。
高尾山駅から階段を上がると展望広場。八王子の市街や中央高速、JR中央本線を見下ろす。中央高速と圏央道のジャンクションとトンネル(2車線×2本)の設置工事が大掛かりに行われている。
◎高尾山 1410頃→ 清滝 101あおば号
帰路は、緑色の塗装の「あおば」号だった。急勾配では前のめりに、中間地点からは勾配が緩く、逆に後ろに反るような格好になる。
◎高尾山口 1432→1451 高幡不動 新宿行 普通→準特急 10両編成 先頭=8805
駅ホームの表示などでは各駅停車の北野行だが、北野からはそのまま準特急の新宿行になる旨、放送で案内している。土曜や休日だけ直通サービスを行っているようで、ポスターなどで表示していた。
高尾山口に到着した列車と交換で発車。1駅目の高尾までは単線である。高尾山口は山の駅という印象が無くも無い(駅舎は普通だが、周囲の風景が山となっている)が、高尾からは一般的な首都圏の電車という雰囲気である。
◎高幡不動 1459→1502 多摩動物公園 4両編成先頭=6722
動物園線の専用編成のようで、車体側面には動物の絵柄が描かれている。車庫の広がる高幡不動を出ると、多摩都市モノレールと並行して単線の線路を多摩動物公園まで走る。
駅前には多摩都市モノレールの高架駅が威容を誇る。
◎多摩動物公園 1515→1518 高幡不動 新宿行 急行 8両編成4号車=8577
高幡不動との間の折り返し列車が多い中で、この列車は新宿までの直通急行である。しかし、高幡不動で準特急が先行するとのことなので、隣のホームに乗り換える。
◎高幡不動 1520→1529 府中 新宿行 準特急 10両編成先頭10号車=7724
1つ目の停車駅聖蹟桜ヶ丘は、京王電鉄の本社がある駅。聖蹟桜ヶ丘を出ると、多摩川を渡る。2つ目の府中で下車。ホームの反対側に停車していた各駅停車に乗り換えるが、その後から来た急行が先行するようなので、再度乗り換え。
◎府中 1532→1534 東府中 8両編成先頭8号車=8727
結局、多摩動物公園からの直通と同じになったようだ。東府中まで1駅乗車。
競馬場線に乗り換え。不思議なことに、平日と土曜・休日で、競馬場線のホームが異なる。土曜・休日は2番線からの発車。しかし、接続まで時間がある。しばらくして到着した折り返し列車に乗車して待つ。府中競馬開催日は増発されるが、今日は開催日ではなさそうだ。府中競馬正門前から到着した列車はがらがらに空いている。
◎東府中 1548→1550 府中競馬正門前 府中競馬正門前行 8両編成 先頭1号車=8773
先頭車両僅か4人の状態で発車。意外なことに終点まで複線である。府中競馬正門駅は、競馬開催時には混雑することを見越して、ホームが広いが、薄暗く、人気がない。先頭車両からは4人の乗客が降りたが、後ろの7両には誰も乗っていなかったようで、下車する気配がない。下車用のホームもあるが、今日は使われていない。
改札を出ると、細い道路を挟んで正面に府中競馬場の入口があるが、今日はゲートが閉まっている。ゲート脇に黄金の馬の像がある。案内板によると先月できたばかりのようで、まだ真新しく、金色に輝いている。
◎府中競馬正門前 1558→1600 東府中 東府中行 8両編成 最後1号車=8773
折り返し列車の同じ車両で東府中に戻る。東府中駅横のマクドナルドで遅い昼食。
◎東府中 1616→1629 調布 新宿行 普通 10両編成4号車=8580
飛田給で準特急の通過待ち。
調布で、その後の準特急に乗り換え。調布では、橋本方面から到着した列車が一旦新宿方に移動して踏切の上で停車して、準特急や別の回送を待たせながら、折り返して下りホームに入るという荒業をしていた。
◎調布 1638→1655 新宿 準特急 10両編成先頭10号車=8801
先頭部分に乗車して、そのまま新宿まで乗車。11月に入り、日暮れが早く、薄暗くなってきた。
乗り換え改札を通ってJR線へ。なお、京王線の各改札は、既に来年3月からのICカード対応のための準備工事を終えている。
◎新宿 1702→1714 吉祥寺 豊田行1677T 快速 201系10両編成 9号車=モハ200-66
快速電車で吉祥寺へ。中央快速線には近々新車が導入されることになっており、オレンジ一色の201系も、やがては少なくなっていく。
外はもう夕暮れ。街灯の明かりが目に付くようになる。
◎吉祥寺 1724→1740 渋谷 渋谷行 急行 5両編成先頭=1755
行き止まり式ホームでは各駅停車が出発するところだが、少し後に急行が出るので見送る。井の頭線は短い5両編成だが、先頭車両には若干の空席があった。
しかし、京王線と交差する明大前からの乗客は多く、朝の通勤ラッシュを思わせる大混雑。小田急をオーバークロスする下北沢でも車内の情況は変わらず。そのような中、目の前でジャージの女子高生がパックの飲料をストローで飲みながら携帯を操作している。揺れた拍子にジュースをかけられるのではないかと心配したが、幸い、そのようなことはなく、渋谷に到着。
住宅街の谷間を縫うように走っていた井の頭線だが、渋谷の手前で地下?あるいはシェルターの中に入る。終点の渋谷は、吉祥寺と同様に行き止まりホーム。
井の頭線の改札から、ハチ公前の広場を見下ろす通路を進み、銀座線入り口を右に折れるとJRの改札があり、目の前に新宿方面行きの山手線が入ってくるところだった。
◎渋谷 1746→1753 新宿 山手線外回り1773G 205系11両編成4号車=サハE231-520
ちょうど入ってきた山手線に乗車。混んでおり、新宿まで立ってすごす。
◎新宿 1803→1808 笹塚 笹塚行 8両編成 最後8号車=10-340
最後車はある程度の空席がある。都営地下鉄の車両。幡ヶ谷を発車して地上に出ると、終点の笹塚。
◎笹塚 1809→1811 明大前 高尾山口行 普通8両編成最後8号車=8724
◎明大前 1815→1824 調布 北野行 準特急 10両編成先頭1号車=8762
橋本へ向けて小刻みに乗り継ぐ。
◎調布 1827→1853 橋本 橋本行 快速 8両編成先頭=9758
若葉台では、広い駅構内に小さな無蓋貨車が数両停車していた。機関車は付いていない。京王で貨物輸送というのは聞いたことがないので、事業用だろうか?
京王永山辺りからようやく空いてきた。
南大沢と多摩境の間にはトンネル。多摩境の短い停車時間の間には、秋の虫の音が聞こえた。ここから橋本までは高架線。両側に街の灯を見下ろしながら、1854に終点の橋本に到着。ここで、京王線を再完乗となった。
乗り換え通路を通ってJR駅へ。学生の頃に橋本から京王線に乗った頃は、連絡通路はあっただろうか?屋外から京王線の高架を眺めたような気がするのだが。
◎橋本 1901→1956 茅ヶ崎 茅ヶ崎行1960F 205系4両編成 2号車=モハ205-506
自販機で飲み物でも買って休憩しようかと思っていたが、すぐの列車があったので、飛び乗る。数駅先で座れたが、混んでいる。単線の時間調整のためか、1、2分の停車時間を取る駅もある。車内放送では、ドアがボタン式であることの説明を繰り返し行っていた。地方では珍しくないが、神奈川県内では恐らくここだけだからか。
◎茅ヶ崎 2006→2020 大船 東京行530M E231系15両編成 13号車=モハE231-1102
前方の車両は空いている。吊り革にぶら下がって戯れている父子がいた。
◎大船 2023→2035 逗子 横須賀行1969S E217系15両編成 増2号車=モハE216-2048
横須賀線は後方の車両が空いているが、逗子で下りるため前方の車両に乗った。
バスの時間まで逗子駅横のスリーエフで時間つぶし。
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