2005年08月 青森 1日目 ‐ 新幹線八戸乗換で特急つがる、酸ヶ湯温泉
当初、25日木曜日の夜から火曜日まで北海道旅行の予定だったが、台風11号が25日から26日にかけて関東地方を直撃する見通しとなったため中止した。一方、26日の休みは返上したが、月曜日と火曜日の休みは残しており、台風の被害もなく、天候も回復したため、別の旅行を急遽計画することにした。小坂鉄道の撮影と帰りの寝台特急「あけぼの」のソロを軸に、五能線沿線や八幡平などを含めて検討した結果、以前にも泊まった青森の酸ケ湯の宿が予約できた。あけぼののソロも1つだけ空いていたので、青森往復きっぷを購入した。行きは、スーパー白鳥を希望したが、朝の便が満席のため、つがる5号となった。これらの宿と列車は前日の土曜日に手配した。
平成17年(2005年)8月28日(日)
前夜から日本テレビで24時間テレビが放送されている。これを所々見て27日は24時過ぎに寝る。
25日は6時に起床し、朝食後、駅まで父の運転で送ってもらう。
◎東逗子 655→802 東京 東京行646S E217系11→15両編成 5号車=サロE217-9
グリーンSuicaシステムの準備工事が完了している車両で、頭上にSuicaを触れるスペース(表示はまだ貼っていない)やLED(未点灯)がある。
5号車1階席には東逗子から同時に乗車した人がいたが、その先は通路を通る人はいても乗降はなく、東京までそのままだった。
横浜を出たところで特急東海1号とすれちがう。また、乗車中の電車の9分後に成田空港行の快速エアポート成田が控えているため、大きな旅行用荷物を持ってホームに待つ人が各駅のホームに目立つ。
東京駅改札内でメール端末用の電池を購入して新幹線ホームへ。
◎東京 828→1131 八戸 はやて5号 八戸行 新幹線3005B E2系等16→10両編成 5号車=E225-1403 指定席12D左側2人席通路側)
23番線ホームへ上がると、こまち・はやて5号は既に入線していたが、車内清掃中。ホームは反対側22番線を含めた乗車待ちの乗客で混雑している。
やがて車内清掃が終わり乗車。定刻に発車。しばらくは車内誌を読み、メール端末の電池交換をして記録を打ってからくつろぐ。列車は新白河を通過した。東北・上越新幹線では、指定券を自動改札に通した情報が車掌の手持ち端末に送信されるため、指定された席にいれば車内改札は無い。
仙台で2分停車。ちょうど5号車は駅弁売店の前に停まる。仙台は昔から駅弁屋の激戦地で、種類豊富な弁当が並ぶ。今日はまだ食欲がないので買わないが、その気ならば(下車客が並ぶので)しばらく前からデッキで待ち、真っ先に降りればホームでの購入可能と見た。
仙台を出ると盛岡まで乗降がないため、睡眠を取る。盛岡が近付くと、外は多少の雲が出ているが、岩手山は頂上まで見通すことができた。
盛岡で多くの乗客が下車。左隣の席は人が入れ代わった。4分停車でこまちを切り離して盛岡を出ると、トンネルが続く。
八戸では、2面4線全てにE2系が停まっており、壮観だった。出口側改札は団体客で混んでいる。 車内のごみ箱は、テロ警戒中のため封鎖されているが、下車の際に待機していた清掃員がごみ袋を広げていた。
◎八戸 1138→1232 青森 つがる5号 弘前行 特急5M 6両編成 2両目5号車=モハE751-3 指定席8A(右窓側)
隣のホームには国鉄色の485系が回送表示で停まっていた。撮影して、発車直前のつがる5号に乗車。この列車は青森まで54分間ノンストップ。後ろの席では団体客が、配られた駅弁を一斉に開いていて、鮨の香りが流れてくる。
車窓左側では東北新幹線八戸・新青森間の工事中。
検札に続いて車内販売も回ってくる。まだ食事をする気にはならないが、とりあえずお茶を購入。
千曳・野辺地間で南部縦貫鉄道の線路跡と並行し、野辺地で大湊線が分かれると、右手遠方の林の間に陸奥湾が時折開け、下北半島が垣間見える。海の青は濃い。
デッキで車両番号を確認。昔のようなプレートではなく、木目の壁面に直接印字されている。なお、東北新幹線ではごみ箱が封鎖されていたが、こちらは使えた。
青森に到着して下車。青森ベイブリッジと、その下に停泊する八甲田丸が見える。雲は出ているものの好天で、近付いて見れば良い構図になるだろう。
青森駅の売店で飲み物などを購入してから隣接する駅ビル「ラビナ」前で24時間テレビの募金をしてから、その前に停車している八甲田ホテル酸ケ湯と表示してあるマイクロバスに乗車。
◎青森駅 1245→1331頃 酸ヶ湯温泉 酸ヶ湯・八甲田ホテル行 送迎バス
既に10人位の乗客がいる。乗車すると程なく定刻より早い1242に発車。定員は補助席を含めて20人くらい。しばらくは青森の市街地を走る。9月11日の衆議院議員総選挙に向けた演説風景も見受けられる。
1300に横内バス停に停まる。おはようございますと挨拶して若い女性が1人乗車。出勤する従業員だろうか。1306に雲谷に停車して、運転手が飛び降りて連絡箱のようなものを確認している。ここには八甲田ホテル酸ケ湯と表示した大型バスが2台停まっている。送迎バスの基地となっているようだ。ここから山道に入る。
急カーブが続き、標高が上がる。しばらく林の中で視界は悪かったが、ふと開けると萱野というところで、駐車場から溢れる多数の車と、八甲田山が臨める芝生に寝そべったりテントを張ったりしている人がたくさん居た。再び林の中を走る。1331に酸ケ湯到着。ここでの下車は殆どなく、大半は八甲田ホテルに向かうようだ。
バスを降りてすぐ正面の建物に入るとフロントで、チェックイン。宿の人に案内されて、2階の35号室に入る。朝食は7時からバイキング形式だが、夕食は部屋食で、時間の希望を聞かれたので、18時半と答える。部屋の外には川が流れる。また、硫黄の臭いが部屋にも漂う。とりあえず、24時間テレビを見ながら、茶を飲んでくつろぐ。
しばらく休憩してから、午後2時過ぎに風呂へ行く。温泉記事などでよく紹介されるヒバ千人風呂。12年前に泊まった時と変わっていない様子。白い湯にゆっくりと入る。
入浴後、家に電話しつつテレビを見る。ここでは地上波が5局とNHK-BSが入る。
16時過ぎにフロントへ鍵を預けて外出。坂を少し登った所に酸ケ湯ビジターセンターがあり、写真等が展示されている。更に少し登ると、東北大学高山植物研究所所管の植物公園のようなものがあり、自由に散歩できる。途中に小さな沼のある湿原付近が開けているが、他は木が生い茂る細い山道を歩く感じで、方角がつかみにくい。
植物研究所を突っ切り、まんじゅうふかしに出る。ここは木製の腰掛けの中を温泉が通っていて、服のまま座って暖まる吹かし湯。時折家族連れなどが訪れる。ここでしばらくくつろぐ。
17時を回り、道路沿いに酸ケ湯まで下る。八甲田山は、山頂付近に雲がかかりはじめた。
宿に戻って、再び千人風呂へ。先程よりも少し空いていた。1820近くに部屋へ戻ると、間もなく夕食。山の物が中心という印象だが、刺身なども付いている。1時間近くかけて食べる。食べ終わってルームサービスに電話(ダイヤル式)すると、食卓を回収すると同時に布団を敷いて行った。食休みをしながら寝転んで24時間テレビの終盤を見る。59歳の丸山弁護士が無事時間内に100kmマラソンを完走していた。
21時から22時まで千人風呂は女性専用時間のため、2階の小浴場玉の湯へ行く。こちらの浴槽は5人位向けの大きさ。暖まって部屋に戻る。
しばらく休憩し、23時を挟んで千人風呂へ。夕刻よりも更に空いていて、広い浴舎に最大5人程度。 部屋に戻り、2345就寝。
コメント