1995年1月 秩父鉄道タブレット

 一眼レフカメラを購入して初めて出かけたのが秩父鉄道。

影森・三峰口間で廃止間際のタブレット交換を撮影してきました。





秩父鉄道の通過駅では、列車にタブレットを渡す「授器」は可搬式で、列車が通過する時だけ設置されていました。


また、通過列車がここまでのタブレットを返す「受器」は無く、駅長が手でキャッチしていました。秩父鉄道のタブレット区間では通過信号機は設置されていませんでした。駅の入口の場内信号を通った後、ホーム上で駅長が手旗で示す「通過手信号」を確認してタブレットを準備。

駅長は手旗を引っ込めたらタブレットを受け取るために腕を出し、乗務員は時速20kmくらいで走行しながら駅長の腕にタブレットを投げ込みます。

 




武州日野駅では駅事務室内も撮影させてくれました。この撮影の少し前までは腕木式信号機もあったですが、この頃は色灯化されていました。




タブレット区間の入口だった影森では通過列車にタブレットを手で渡していました。

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