先日、札幌からの無賃送還の体験記事を公開しましたが、JRの無賃送還の制度について深堀りします。
東逗子発乗り鉄日誌
平成12年(2000年)JR全線完乗。 昔の乗り鉄記録を少しずつ公開します。
2010年03月札幌往復(復路)札幌からの発駅無賃送還で全額払い戻し
列車遅延により、稚内への当日接続が無いことが札幌到着前に明らかになり、発駅無賃送還を選択しました。札幌駅で発駅無賃送還の手続きを行い、急行「はまなす」と特急「つがる」、東北新幹線「はやて」を乗り継いで帰路につき、発券駅の鎌倉で全額払い戻しを受けました。結果として札幌まで無料で往復したことになります。
2010年03月札幌往復(往路)列車遅れの接続不能で発駅無賃送還が決まるまで
2010年3月ダイヤ改正で開業した横須賀線武蔵小杉駅と、廃止となった寝台特急「北陸」の最終列車を見てから北海道旅行に出掛けました。主な目的は宗谷本線のラッセル車撮影でした。しかし、強風や車両故障、送電トラブルによる列車遅れで初日の目的地に到着できないことが分かり、その対応として札幌での旅行打切りと発駅無賃送還を選択しました。上野から札幌までの長い道のりです。
2026年03月ダイヤ改正 横須賀線E235系に統一しても時短なし
2月25日に発売された時刻表から、横須賀線ダイヤを分析しました。昨年(2025年)のダイヤ改正では夜間作業時間拡大による初終電の時刻の見直しが行われ、東京・品川間のトンネル設備維持管理のため、下り久里浜行始発列車が東京始発を品川発に変更、逗子始発東京行最終列車が品川止まりに変更されましたが、今回は大きな変化が見られません。
JR東日本2026年3月運賃改定 - 25%以上の大幅値上げとなる区間も!
東日本旅客鉃道(JR東日本)が申請していた2026年3月からの運賃改定が認可されたことを受け、同社は改定後の運賃の詳細を2025年10月8日に発表しました。
1925年04月 最南端から最北端へ100年前の机上旅行 4日目 - 函館発稚内行急行1列車
100年前の時刻表を使った机上旅行です。鉄道省線最南端の志布志から最北端の稚内を目指す架空旅行記の4日目は、函館発稚内行の夜行急行で、ついに終点の稚内に到着します。
1925年04月 最南端から最北端へ100年前の机上旅行 3日目 - 常磐線経由急行801列車、青函連絡船
100年前の時刻表を使った机上旅行です。鉄道省線最南端の志布志から最北端の稚内を目指す架空旅行記の3日目は、常磐線経由の急行801列車に青森まで乗車して青函連絡船に乗り継いで北海道に渡りました。当時の常磐線・東北本線は大半が単線通票閉塞でした。青函航路は自動連結器導入後の貨物列車航送に備えて車載客船が新造導入されたところです。
1925年04月 最南端から最北端へ100年前の机上旅行2日目 - 特別急行2列車で東京へ
100年前の時刻表を使った机上旅行です。鉄道省線最南端の志布志から最北端の稚内を目指す架空旅行記の2日目は、特別急行2列車を東京まで乗り通し、山手線未開通部分は市電で上野まで移動して、常磐線の夜行急行に乗り継ぎました。
1925年04月 最南端から最北端へ100年前の机上旅行 1日目 - 志布志から矢岳越え、関門航路、特別急行2列車
手元に時刻表があると、実際に出掛けなくても乗継経路を組んで机上旅行を楽しめます。それは現在の時刻表に限らず、過去の時刻表から、当時の旅を想像することもできます。
令和7年(2025年)4月1日にJTB時刻表が創刊100周年を迎えた機会に、創刊号である大正14年(1925年)4月号(当時は「汽車時間表」)の復刻版を参照して、鉄道省線の最南端から最北端までの早乗り継ぎを試みました。
JTB時刻表100年 - 最南端駅から最北端駅まで 1925年と2025年の乗継比較
令和7年(2025年)4月1日にJTB時刻表が創刊100周年を迎えました。
手元に時刻表があると、実際に出掛けなくても時刻表から乗継経路を組んで机上旅行を楽しめます。それは現在の時刻表に限らず、過去の時刻表から、当時の旅を想像することもできます。
ここにJTB時刻表創刊号である大正14年(1925年)4月号の復刻版があるので、試みに最南端から最北端までの乗継経路を組んでみました。現在のJR最南端駅は指宿枕崎線の西大山ですが、昭和35年(1960年)の開業です。大正14年4月号の路線図に載っている鉄道省線の駅では、志布志線の志布志駅が最南端と思われます。私鉄も含めれば鹿児島県南部に南薩鉄道と大隅鉄道の路線があり、志布志より南に駅がありましたが、今回は鉄道省線最南端の志布志を出発地としました。最北端は宗谷本線の稚内ですが、当時の稚内駅は現在の南稚内駅付近にあり、宗谷本線も音威子府から先が浜頓別経由の天北線のルートでした。志布志から省線だけを乗り継いで稚内までの経路を組んでみました。
2025年03月ダイヤ 東京からJRで日帰りできない都道府県代表駅は?東逗子からの経路も
ダイヤ改正のときに特に旅に出る予定が決まっていなくても取りあえず時刻表を紐解いて乗継ルートを考えてみますが、定例的に確認しているのが、東京から日帰りできる範囲です。
東京駅を始発以降に出てJRの都道府県代表駅(JTB時刻表の索引図で二重の四角表示の駅)までJRと第三セクターの平日定期列車だけを乗り継いで行き、できるだけ長く滞在して、その日の最終列車までに東京駅に戻るルートを作成しました。
横須賀線から中央快速線へのグリーン車乗継不可
2024年12月13日付けでJR東日本の2025年3月15日ダイヤ改正が発表されました。
在来線関連のトップに、中央線快速・青梅線でのグリーン車サービス開始を掲載しています。2024年10月から順次グリーン車が組み込まれ、この間はグリーン料金不要のお試し期間となっていますが、本営業の開始日が決まった訳です。
そのグリーン料金一覧の下に小さな文字で以下のように注記しています。
• 下記のご利用の場合、1枚のグリーン券ではお乗り継ぎいただけません。それぞれのご利用区間に有効なグリーン券をお買い求めください。
1)東京駅または新宿駅で、中央線快速と他線区とをお乗り継ぎの場合
2)立川駅で中央線快速(八王子・高尾・大月方面の各駅)と青梅線内の各駅とをお乗り継ぎの場合
即ち、中央快速線と横須賀線や湘南新宿ラインのような他線区のグリーン車は、1枚のグリーン券で乗り継ぎができないということが判明しました。
JRのグリーン車は原則として列車ごとにグリーン券が必要ですが、首都圏エリアの普通列車(快速を含む)グリーン車は、改札を出ないで「同一方向」に乗り継ぐ場合は、1枚のグリーン券で乗車できる特例があります。
この「同一方向」の定義が複雑で、時刻表の営業案内ページを読み解くと、現在、同一方向ではないため1枚のグリーン券で乗り継いで乗車できない区間は、以下のとおりです。
大宮駅で土呂以遠(東北本線)と宮原以遠(高崎線)の乗継
赤羽駅で十条以遠(赤羽線)と東十条または尾久以遠(東北本線)の乗継
千葉駅で本千葉以遠(外房線)と東千葉以遠(総武本線)の乗継
佐倉駅で南酒々井以遠(総武本線)と酒々井以遠(成田線)の乗継
蘇我駅で浜野以遠(内房線)と鎌取以遠(外房線)の乗継
品川駅で西大井以遠(通称品鶴線)と大井町以遠(東海道本線)の乗継
品川駅で高輪ゲートウェイ以遠(東海道本線)と大崎以遠(山手線)の乗継
横浜駅で川崎以遠(東海道本線)と新川崎以遠(通称品鶴線)の乗継
熱海駅で函南以遠(東海道本線)と来宮以遠(伊東線)の乗継
上野駅で尾久以遠(東北本線)と三河島以遠(常磐線)の乗継
東京駅で神田以遠(東北本線)と新日本橋以遠(総武本線)の乗継
ただし、大船駅で藤沢以遠(東海道本線)と北鎌倉以遠(横須賀線)の乗継は1枚のグリーン券で乗車可。
例えば、常磐線の水戸から東海道本線の熱海までは1枚で乗継可能ですが、高崎から千葉へ行くときは2枚のグリーン券が必要ということです。東逗子発の視点で改めて考えると、東逗子からはかなり広範囲に1枚のグリーン券で乗り継ぎができています。伊東や高崎、水戸、成田空港など、通常の経路で乗り継げば、普通列車グリーン車連結区間はどこへでも1枚のグリーン券で行けます。(東逗子から川崎へ行くのに横須賀線列車で品川まで乗車してから東海道線列車で戻ってくるような乗継は不可ですが。)
そのような中で、東逗子から八王子や大月までグリーン車で行くときはグリーン券が2枚必要になるのは、少し残念な気がします。
JR東日本 2026年3月の運賃値上申請 - 東逗子からの横須賀線運賃試算
東日本旅客鉃道(JR東日本)は令和6年(2024年)12月6日に、2026年3月からの運賃改定を申請したことを発表しました。
詳細はJR東日本のニュースリリース参照↓
昭和62年(1987年)にJR東日本が発足して以来、消費税の導入や税率改定以外の理由で運賃を一斉に値上げするのは、初めてとされます。(首都圏では最近、鉄道駅バリアフリー料金の加算がありましたが)
国鉄時代の昭和50年代に毎年のように値上げしていたことを考えれば、トクトクきっぷや料金で調整してきたとはいえ、よくここまで運賃値上げを抑えていたと思います。
ただ、今回の値上げは、横須賀線を含む都市部の近距離運賃の上昇率が高くなっています。
大きな理由は、運賃表の統合と、特定区間の縮小です。
現在、JR東日本の運賃表は、幹線、地方交通線、電車特定区間、東京山手線内の4表で構成されています。国鉄時代は長らく全国1つの運賃表で、都心部も地方も平等にと、今で言うユニバーサルサービスの考えだったと思われます。しかし、国鉄の赤字が拡大する中で、ローカル線の収支改善の観点から、昭和59年(1984年)4月の運賃値上げの際に、幹線と地方交通線の2表に分かれ、更に山手線・大阪環状線内と10km以内の国電区間は運賃据置として別表に分かれました。その後、昭和61年(1986年)の運賃改定時に国電区間の距離制限がなくなり、JR発足時には、幹線、地方交通線、電車特定区間、山手線内・大阪環状線内の4表で引き継がれました。それが今回、幹線と地方交通線の2表にして電車特定区間と山手線内は幹線に吸収されます。元からの幹線も値上げなのですが、幹線より安かった電車特定区間が値上げ後の幹線と同額になるため、値上げ幅が大きくなるのです。その代わりなのか、首都圏で令和5年(2023年)から加算されていた鉄道駅バリアフリー料金は廃止になります。
特定区間は、国鉄と競合する私鉄がある区間の運賃を低く設定することで競争力を高めようとするもので、横須賀線は京急と、湘南新宿ラインは東急などと競合しているので、一部の区間で特定運賃が設定されています。今回、特定区間の設定を大幅に減らす方針のようで、詳細は運賃表の改定が認可されたあとで発表するようですが、例示されているものを見ると、逗子に掛かるものは存続、田浦〜久里浜に掛かるものは廃止としています。現在は新橋・品川との間で特定区間が設定されている東逗子はどちらにも記載されていませんが、「記載しているの区間は他の鉄道事業者と直接競合している区間です。」とあり、それでも廃止する特定区間が例示されている以上、「今後も引き続き設定する区間」に記載のないところは、廃止になるのではないかと思われます。
通勤定期運賃は、普通運賃よりも値上げ率が高く、特に6か月定期は割引率の見直しを伴います。さらに近距離の値上げ率は高く、電車特定区間であった路線の6か月通勤定期は、最短1kmで20,660円から26,620円へ29%の値上げ、50km区間では120,040円から130,350円へ9%の値上げです。なお、幹線と地方交通線の通学定期は改定なしとなりました。電車特定区間から幹線への統合があるので結果として値上げですが、通勤定期と比べれば値上げ率が抑えられています。
今回発表された運賃表を基に、横須賀線列車運転区間である東京・久里浜間各駅と東逗子との間の普通運賃と6か月通勤定期運賃を以下のとおり試算してみました。
前述のとおり新橋・品川との間の特定区間の存廃が不明ですが、廃止と見込んだ「?」付きの試算となっています。実際の施行時と異なる可能性もあるので、参考ということでご理解ください。
ここまでの話をまとめると、電車特定区間や山手線内、そして通勤定期が特に大幅な値上げになります。ローカル線の主な乗客は通学の高校生であることが多いですが、この層を値上げして鉄道離れが進んではネットワークが維持できなくなります。利用者の多いエリアを重点的に値上げすることで、会社全体の収益向上を目指していると思われます。
2003年07月19日 京都日帰り - 100系グリーン車乗り比べ(2階席と個室)、梅小路蒸気機関車館
平成15年(2003年)10月のダイヤ改正で東海道新幹線から100系運用が無くなる前に、京都まで日帰りで往復しました。100系に連結されていた2階建グリーン車で、往路は2階席、復路は1階のグリーン個室を利用して、快適に乗り比べることができました。
首都圏の普通列車グリーン料金 2024年3月ダイヤ改正から一部を除いて大幅値上げ
JR東日本の12月15日付ニュースリリースによると、2024年3月16日のダイヤ改正時から首都圏の普通列車のグリーン料金が改定されます。
「事前料金」と「車内料金」の区分を廃止して「Suicaグリーン料金」と「通常料金」の区分を設定