2007年03月 東北 3日目 鳴子から新庄経由での帰路

 仙台空港アクセス線とくりはら田園鉄道を訪問して鳴子温泉に宿泊した翌日は、新庄回り山形新幹線経由で帰京しました。

2日目後半

平成19年(2007年)3月19日(月)

 6時を過ぎてから起床。黒湯へ行く。

湯上がりに宿の人に朝食の時刻を聞くと、8時からとのこと。それならばもう一度入れる。少し休憩してからもう一度。8時に朝食。場所は昨日の夕食と同じ部屋。暖房が効いている。

 朝食後、9時過ぎに最後の入浴。10時少し前にチェックアウト。

鳴子御殿湯1001の古川方面の列車があるので、駅付近を回り、撮影場所の検討をつけ、やってきた列車を撮影。

更に東鳴子温泉の通りを散歩して、売店で名物というなるまん(栗が入った温泉まんじゅうみたいなもの)を試食の上、2個だけ購入。




◎鳴子御殿湯 1046→1206 新庄 新庄行4725D  キハ110系4→2両編成先頭=キハ110-242

 橋を渡って鳴子御殿湯に到着する列車を撮影。4両編成のうち後ろ2両は次の鳴子温泉で切り離しのため、2両目に着席。

 鳴子温泉では切り離し作業のため10分余り停車。その間に一旦改札を出て、駅前を眺めたり、端末機用の電池を買ったりする。駅前には足湯ができている。駅舎内はイベント用なのか、半円形のステージがある。

 列車に戻ると、2両目は混んでいたので、先頭車両の一番前に移動。前方をたまに長めながら行く。最前部には、保線の係員が2人添乗している。

 最初の1駅区間の鳴子峡は短時間しか見えないが良い景色。中山平温泉を過ぎると渓谷が平原に変わってきたが、降雪が激しくなった。



先程、鳴子温泉駅前を眺めた時には降っていなかったが、視界が白一色になる程に吹雪である。2人いた保線員のうち1人は赤倉温泉で下車。新庄到着時も雪は激しく降っていて、側面の窓は曇っている。

 新庄駅のホームは、改札の両脇に櫛型ホームが伸びていて、階段の無い配置となっている。改札内には飲食店は無く、とりあえず改札を出る。山形新幹線の終着駅だが、有人改札が2ラッチだけである。吹き抜けの広い改札前スペースの左手に売店・みどりの窓口、待合室の奥にはコンビニもある。右手は多目的ホールと物産館、最上体験施設、2階に会議室もある。飲食店が2つ入っているが、1つは定休日、もう1つはピザ店。

 2階の連絡通路はフローリング張りのギャラリーとなっている。昼食時だが、気に入った店がなく、雪の中、駅前を少し歩くが同じ。とりあえずコンビニで栄養剤と携帯食を買って、多目的ホールで食べる。

 改札近くには指定券の券売機がある。座席表から席番指定で購入できるもので、試しにこれから乗るつばさの12号車の座席図を開く。手元の指定券は12号車11Dだが、隣の11C席は東京まで空いていることが分かった。

 1239着のつばさ109号が4分遅れとの構内放送がある。そのつばさが到着したようなので、改札を通る。つばさ118号はつばさ109号の折り返しかと思っていたが、別途1番線に入るらしく、乗務員や販売員が待機している。

◎新庄 1316→1656 東京 つばさ118号 東京行新幹線118M→118B E3系7両編成 12号車=E326-1001

 つばさ118号は1200に入線した。折り返しではないので、すぐに乗車できる。発車まで車内で待つ。発車前から車内販売が回り始めた。弁当も売っているようだが、途中入荷のものもあるらしいので様子見とする。

 列車は定刻に新庄を発車。1分もしないうちに右手に広い雪原が広がる。山形農業大学校の表示が雪原に出ている。

 さくらんぼ東根まで来る頃には雪は止んでいる。地上の積雪も無い。さくらんぼ東根駅ホームには「さくらんぼ生産日本一」の看板。枝を短くカットされた低木の並ぶ畑が続いているが、さくらんぼの木だろうか。

 山形から、かなりの数の乗客が入る。隣の席はまだ空席だが、近くの席で、新庄でチェックした際には空席だったところでも乗客がいる。直前に売れた席もあるようだ。

 山形発車直後に回った車内販売は、弁当らしきものは積んでいないが、土産物に峠駅で有名な峠の力餅が見えた。新幹線でも売っているとは知らなかった。

 かみのやま温泉を過ぎると、また雪景色になった。これから、米沢を通って板谷峠に向かうので、更に雪深くなりそうだ。同じ山形県内でも、少し走っただけで大きな違いだ。 

 赤湯で、隣の席が埋まった。米沢の手前ではまた雪が少なくなったが、米沢を出て板谷峠に入ると、また雪が降りだし、積雪も深くなった。時折33.3パーミルの勾配標識が見える中、下りの線路が埋まりかけているのが見える。峠の途中でスノーシェッドに守られた赤岩や峠などの駅には人影が見当たらない。

 板谷峠を下っている途中で、車内販売が回ってきた。米沢で仕入れたばかりの駅弁「牛肉どまん中」を購入して、早速食べる。まだ暖かい。

 板谷峠を下りると、降雪は続くが積雪は無くなる。福島に到着したころには、その降雪も止んでいた。列車は下りホームに入り、前方のやまびこに連結。

 福島を発車してから転線して上り線に入る。ここからは雪の無い平野部を南下。大宮辺りまで寝て過ごす。

 東京に到着し、乗り換え改札を通り、一旦丸ノ内中央口から外に出る。東京駅の丸ノ内駅舎は復原工事の期間に入っているはずだが、外観上の変化はまだ見られない。

 昨日からパスネットの利用が開始されているので、試しに地下鉄丸ノ内線の東京駅へ行き、記念パスネットがまだ残っているか尋ねたが、既に売り切れの様子。横須賀線ホームへ行く。


◎東京 1725→1837 東逗子 久里浜行1651S E217系11両編成 4号車=サロE216-26

 この列車の1本前の成田エクスプレスは1820発だが、扉を閉めた後、なかなか発車しない。横から見ると、側灯が1箇所点灯したままになっている。ドアセンサーの不具合の様子。応急措置をして10分遅れで発車していった。そのため、同じホームからの久里浜行の到着までホームで並んで待つ。

 グリーン車1階はほぼ新橋までに満席となる。西大井辺りで回ってきたグリーンアテンダントは、販売用飲食料の篭を持ちながら検札している。

 新川崎辺りで外は暗くなった。列車は高速で走行するが遅れは縮まらない。横浜発車時は依然として10分遅れ。大船の停車時間を圧縮して7分遅れになる。

 鎌倉駅ホームを見ると、エスカレーターが稼働していた。この週末の間に工事が完了したようだ。

 逗子駅のエスカレーターとエレベーターには、まだ囲いがある。逗子駅もすぐに発車して3分遅れで東逗子に到着。コンビニに寄ってからタクシーで帰宅。

2日目後半

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