2007年04月 鶴見線・武蔵野線・ディズニーリゾートライン他
平成19年(2007年)の春を迎え、前年から再訪問を始めた神奈川県内と首都圏の鉄道再訪問を再開しました。この日は鶴見線、南武線、武蔵野線、ディズニーリゾートラインを訪問しました。この当時の鶴見線・南武線・武蔵野線は205系で、ディズニーリゾートラインは2001年開業時のType X車両で運転されていました。鶴見駅には乗換改札が残っていました。
平成19年(2007年)4月29日(日祝)
天気予報では、この連休中で晴れの日は少ないようだが、今日は数少ない晴れ予報となっている。自宅の窓を開けると鴬などの声が聞こえる。早朝なのでまだ肌寒いが、穏やかな天候の中、東逗子駅まで下る。東逗子駅の券売機に、昨年購入したSLばんえつ物語号のオレンジカードを挿入してホリデーパスを購入。
◎東逗子 655→730 横浜 東京行606S E217系11両編成 先頭=クハE217-15
車内は意外と乗客が多く、逗子発車時点で座席の半分程度が埋まる。スポーツの試合でもあるのか、揃いの運動着の高校生が散らばっている。この列車は逗子での増結は無い。高校生たちは大船で下車。ここまで穏やかな走りだったためか、本線に入ってからの走行は速く感じる。結果として横浜まで、先頭車両の乗客数はあまり変わらなかった。
◎横浜 734→744 鶴見 大宮行744B 209系10両編成 先頭10号車=クハ209-49
京浜東北線のホームへ上がると、1本前の電車が出たところで、しばらく待つ。ホームでは、特急はまかいじ号(横浜発746)の乗車位置の案内を繰り返していた。
大宮行に鶴見まで乗車して、鶴見線乗り換え改札を通る。
◎鶴見 755→808 大川 大川行709B 205系3両編成 先頭1号車=クハ205-1107
鶴見線ホームは、3番線と4番線が向かい合わせになった行き止まりホーム。川崎方でホームがつながっているのだが、国道方に地下道がある。3・4番線の間だけを結ぶ地下道だ。平日のラッシュ時は川崎方の通路では足りない程に4番線から3番線側の乗り換え改札へ人が殺到するのだろうか。
鶴見線の車両が205系となってからは初めての乗車となる。鶴見を発車した電車は、東海道本線をオーバークロスする手前でホーム跡のようなところを通る。
昭和の始めに鶴見臨港鉄道として開業した一時期、国鉄鶴見まで開通する前に鶴見仮駅からの発着だったらしいが、その仮駅跡だろうか。列車は短い駅間を、ゆっくりとしたペースで走る。浅野で半数近い乗客が降りる。
安善を出ると間もなく上り線へ転線して、武蔵白石駅直前で右へ分岐する。かつて、大川枝線へ分岐する急カーブ上に大川枝線のホームがあり、12m車のクモハ12しか入線できなかったのだが、カーブも若干改修され、ホームは跡形もない。
大川枝線に入って少し進んだところにある踏切には、踏切警手が白旗を振っていた。一昔前までは東海道本線の戸塚駅などでも見られたが、今や希少ものだ。
大川駅構内には、片面ホームの旅客線の他に貨物用の側線が2本あるが、休日の今の時間は何も止まっていない。駅前の工場には、休日でも出入りするトラックがある。
◎大川 815→826 国道 鶴見行808電 同編成先頭=クモハ204-1107
同じ編成で国道まで戻る。
国道駅のガード下の、昭和初期を思わせる雰囲気は変わっていない。唯一、木製の枠の改札に、Suicaの簡易改札機が新たに建てられているのが、前回訪問時から変わった点だ。
◎国道駅前 844→858頃 守屋町 新子安駅前行 19系統 横浜市交通局 横浜22か91-95
国道駅を出てすぐのバス停から乗車。車内は貸し切り状態。国道15号線をまっすぐ進むと予想していたのだが、少し行くと、大黒通りから、海側の道路に入った。工場の間の道を進む。
貸し切り状態なので、途中から運転士が話し掛けてくる。ちょうど停車した守屋町で、国道15号への道を聞くと、ここからなら少し歩けば出られるようで、守屋町を出ると、新子安駅までバス停がないとのことなので、ここで下車することにした。
前方へ進むと、国道と線路をオーバークロスする。左手を見ると、JR新子安駅のホームはすぐ近くに見える。高層マンションの間から富士山も見えた。
線路を越えてから、鶴見方向へ歩く。やがて、滝谷踏切に着いた。京浜東北線の線路が東海道本線の線路をオーバークロスして下りてきてすぐの所だ。京急とは別の踏切になっているが、それでも3複線を通る列車のため、警報機は頻繁に鳴っている。ここで列車を撮影してから、少し鶴見方向へ進むと、右手線路手前に鶴見事故現場の供養碑がある。しかし、門が閉じていて近付くことはできない。少し離れたところから合掌した。
道沿いのコンビニで飲料を購入。近くに京急の生麦駅があったので、花月園前まで1駅だけ乗車。
◎生麦 936→937 花月園前 品川行 普通 800系6両編成 最後車=805-1
金沢八景・追浜間の踏切事故の影響で遅れが出ているという掲示があったが、ちょうど普通列車が来た。
花月園前で下車して更に鶴見方向へ進む。途中、京急初のステンレス製1000系と鋼製1000系の混結編成が追い抜いて行った。
総持寺の境内に入る。門や堂など、あらゆる建物が並外れて大きい。木造の建物は少なく、多くがコンクリート造のようだ。
桜木町事故の犠牲者を祭った桜木観音と、鶴見事故慰霊碑があるので、これらを参拝してから本堂へ。鳩除けのネットの内側では、だだっ広い堂内で50人以上の僧がお経を唱えていた。圧巻である。
鶴見駅に戻る。途中、鶴見線のガード下などを利用した石材店が目に付く。総持寺の墓地の斡旋もしているようだ。
◎鶴見 1030→1041 海芝浦 海芝浦行1009電 205系3両編成 先頭=クハ205-1107
今度は海芝浦行で海芝浦を目指す。休日のこの時間、海芝浦行は1時間に1本である。
海芝浦の客層は結構色々。この駅は東芝専用改札しかなく、東芝関係者以外の乗降は本来想定されない駅であり、休日のこの列車にも2人程度そのような乗客があったが、日本一海に近い駅として知られ、改札内に公園も整備されたことから、散策コースになっているのだ。小学校高学年の3人連れ、若いカップル、中高年の夫婦やおじさん同士など。約20分の折り返し時間中、思い思いに過ごしている。
◎海芝浦 1100→1104 浅野 鶴見行1108電 同編成先頭=クモハ204-1107
他の多くの乗客と共に、来た列車で折り返す。三角ホームが特徴である浅野で下車。
◎浅野 1107→1117 扇町 扇町行1105電 205系3両編成 先頭1号車=クハ205-1104
海芝浦からの一行の一部は同じように扇町行に乗り換え。しかし、安善、浜川崎で少しずつ別れて行き、車内は閑散としてきた。浜川崎の広い構内にはタンク車やディーゼル機関車が並んでいる。昭和でも地元の人を中心に下車があり、先頭車両は貸し切りになった。
扇町も側線が数本ある広い構内。工場が近いせいか、ガスのような異臭が漂う。コンクリートブロックの大きな駅舎はJR貨物の駅舎で、旅客は無人駅。それでも駅前に大変小さな庭園がある。
◎扇町 1125→1129 浜川崎 鶴見行1104電 同編成 先頭3号車=クモハ204-1104
2駅目の浜川崎で下車。発車の際、車掌に会釈すると人懐っこい笑顔を返してくれる。
浜川崎駅は、鶴見線と駅舎が細い道路を挟んで向かい合っている。貨物の線路はつながっているが、旅客駅は分断されている。どちらの駅にもSuicaの簡易改札機があるが、乗り換えの場合はタッチしないようにとの注意が貼ってある。
南武支線の時間まで40分以上あるので、近くを歩くが、会社やバスの車庫などで、小さな食堂があるが、今日は休み。開いている店は小さな床屋だけ。少し先にガソリンスタンドやビリヤード場があるが、適当な時間潰しをする場所は無い。駅に戻ると、早くも尻手行が入線していたので、車内で待つ。
◎浜川崎 1217→1224 尻手 尻手行1203H 205系2両編成ワンマン 後車=クモハ205-1001
発車前から自動放送で案内。放送は自動だが、他のワンマン列車のような運賃表示は見当たらない。各駅にSuicaの改札機があるからだろうか。
◎尻手 1226→1229 川崎 川崎行1128F 205系6両編成 先頭=クハ205-1201
すぐの接続で、川崎まで乗車。ホームは混んでいる。川崎駅の西口は、以前は閑散としていたが、いつの間にかモールができていて、大変賑わっていた。ここで昼食をとも思ったが、混んでいたので、同じ西口のマクドナルドへ。
◎川崎 1316→1409 立川 立川行1301F 205系6両編成 先頭=クハ204-22
車内はずっと混んでいたので、終点まで先頭に立つ。見ていると、南武線では主要駅に場内信号や出発信号があるが、途中の駅は停留所の扱いなのか、通常の閉塞区間の途中となっている。そのため、駅間距離は短いのに、第16閉塞などという信号機が現れて、最初は驚いた。
武蔵中原が主要な車庫になっているようだが、途中の幾つかの駅にも小規模な滞留線がある。
立川駅構内を少し散歩。中央線に3月からE233系が登場し、201系と並んだ様子を撮影しようと試みたが、上下線が(島式ホーム2面の両端を使うことが多く、)離れて停車するため、うまく入らず。今度、別の駅で試みてみよう。
◎立川 1432→1445 府中本町 川崎行1402F 205系6両編成 先頭1号車=クハ205-24
今日は府中競馬開催日とのことで、府中本町駅では、帰りの切符を今のうちに買い求めるよう案内していた。
◎府中本町 1451→ 1617 市川塩浜 東京行 普通1407E→快速1406E 205系8両編成 最後8号車=クハ204-52
鶴見方面の貨物線トンネル方向を撮影してから乗車。トンネルや切り通しが多い。時折田園風景も見られるが、各駅付近は高層マンションが目立つ。乗客は入れ替わりつつ、座席の過半が埋まる状態がコンスタントに続く。元々貨物線として計画されたこの路線は、現在も貨物列車の運行があり、すれ違う列車の中には貨物列車も混じる。車内では半分寝て過ごす。西船橋で数分停車してから渡り線に入り、遠方に二俣新町駅を望みながら京葉線の海岸ルートへ出てしばらく走ると市川塩浜に着く。
◎市川塩浜 1624→1631 南船橋 蘇我行普通1583Y 201系10両編成 先頭10号車=クハ201-36
京葉線の三角地帯に乗るため、市川塩浜で下りて、二俣新町経由で南船橋へ出る。
◎南船橋 1642→1648 西船橋 府中本町行1612E 205系8両編成 2号車=モハ205-5015
南船橋折り返し列車が先にホームに入るが、後から海浜幕張方面から来る列車が先に出る。風が強いので、折り返し列車の車内で待った。海浜幕張からの列車に乗ると、すぐに西船橋に到着。
◎西船橋 1651→1703 舞浜 東京行 快速1530E 205系先頭1号車=クハ205-16
府中本町方面から到着した列車は大混雑だったが、西船橋で大半が下車したので、ここからは座席の3分の1程度の乗車率。東京ディズニーリゾートのある舞浜で下車。
◎リゾート・ゲートウェイ・ステーション 1714→1726 同駅(循環) 第2編成(イエロー)6両 先頭=21
ディズニーリゾートラインに乗車。客層はディズニーリゾートと同じと言って良いだろう。先頭の席は人気がある。
途中、海岸沿いも通りながら、ゆっくりと一周する。1周が終わる少し手前、東京ディズニーシーを過ぎた辺りに車庫があった。跨座式モノレールの珍しいポイントが見られる。
◎舞浜 1737→1743 新木場 東京行 普通1756Y 201系10両編成 先頭1号車=クハ200-58
舞浜駅の発車のチャイムはディズニーのテーマの1つを使っている。
◎新木場 1748→1809 大崎 川越行 快速1723F 205系10両編成 先頭1号車=クハ204-91
先頭車両はがらがらに空いている。小手指行の西武線直通列車と並走して発車。すぐに地下に入るものと思っていたが、1つ目の東雲は高架駅。東雲を出ると間もなく地下に入る。東京テレポートからの各駅での乗車が多く、すぐに満席になった。
湘南新宿ラインの逗子方面へはまだ時間があったので、大崎駅改札内のクイックマッサージを利用しようと思ったが、混んでいるようだ。それなら、大崎よりも品川からの方が逗子までのグリーン料金が安いことだし、品川へ向かう。
◎大崎 1824→1828 品川 山手線1818G E231系11両編成6号車=サハE231-502
品川駅構内のコンビニで茶菓を購入して横須賀線を待つ。
◎品川 1841→1932 逗子 久里浜行1715S E217啓15両編成 4号車=サロE216-34
車内で旅日記をまとめる。
逗子駅で家族と合流して駅裏線路沿いのサンマルクで夕食。掲示によると、同店は改装のため本日をもって一旦閉鎖する由。再開業は夏頃らしい。
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