2008年03月 根府川鉄橋、大雄山線、十国峠

 廃止直前の寝台急行「銀河」などを大船駅で、根府川鉄橋で寝台特急「富士・はやぶさ」などを撮影した後、大雄山線に乗車。さらに十国峠のケーブルカーにも乗車しました。




平成20年(2008年)3月1日(土)

◎東逗子 524→544 大船 千葉行516S 先頭11号車=クハE217-12

  逗子や鎌倉からの乗客があり、先頭車も各ボックス1人程度は乗っている。

 大船で下車。外はまだ暗い。連絡橋の電光表示板に載っている「寝台急行銀河」の表示を撮影してから東海道線上りホームに移動。藤沢方でしばらく待つ。他にも撮影者が4人程度集まっていた。

 銀河に先立ってE217系の東海道線が通ったので撮影するが、まだ暗い。

 やがて寝台急行「銀河」が到着して撮影したが、暗いため、露出アンダーになったかも知れない。快速「ムーンライトながら」折り返しの静岡行373系普通列車と並ぶ。




 次いで、630頃通過のサンライズも撮影する。銀河発車時と比べれば明るくなっているが、まだ不十分か。


 この時間、大船駅改札内の飲食店はいずれも閉まっている。北口コンビニと東口大船軒だけ開いている。


◎大船 653→734 小田原 熱海行727M E231系10両編成 先頭1号車=クハE231-8077

 車内は満席で立客も少なからずいる。この時間の下り列車の本数が少ないのも一因か。運転席後ろのカーテンはまだ閉まっている。小田原駅上りホームにある蕎麦屋で朝食。


◎小田原 758→806 根府川 沼津行325M E231系10両編成先頭=クハE230-8069

 4番線には小田原始発の湘南ライナー(185系)が停車していた。湘南ライナーは3月15日から平日のみの運転になる。小田原で複々線区間が終わるので、旅客と貨物が同じ線路を併用していて、下り貨物列車が続けて通過していった。


 根府川鉄橋が望めるのは山側の島式ホームの熱海寄りなので、そちらに移動して待機。ホーム端部の撮影者は他に2名。

 寝台特急はやぶさ・富士の通過は、想定より10分余り遅い903だった。




その直後に通りかかったのは「踊り子」間合い運用の185系伊東行普通列車。

 撮影後、一旦改札を出る。根府川は無人駅で、簡易Suica改札機が設置されている。

 駅前の街道を左方向に進みながら、以前に根府川鉄橋の撮影をした場所を探す。20年以上前のことなので道順は覚えていない。左手の寺の近くの歩道を入った所がそれらしき雰囲気。ただ、木や竹が生い茂っている所が多い。赤く塗装された鉄橋は見栄えがするが、やはり風よけのネットが張られて、通過する列車は大分霞んでしまう。

この辺りには蜜柑のなっている木が幾つか並んでいた。一巡してから駅に戻る。



◎根府川 938→946 小田原 東京行332M E231系 最後1号車=クハE230-8069

 通過待ち合わせのリゾート踊り子が遅れたため、根府川は2分延発。

◎小田原 1000→1021 大雄山 大雄山行 3両編成先頭=5013

 大雄山線もPASMO対応。 

 3ドアステンレス車両で、車端部はロングシートだが中央部は転換クロスシートとなっている。空いているのでボックス占拠。無人駅での集札のため車掌が乗務しているが、車内放送は自動。

 周囲に住宅が並ぶ概ね平坦な単線区間を行く。五百羅漢で上下列車の交換。安全側線は無いが、上下列車が同時進入していた。相模沼田でも同様。先週湘南モノレールのオーバーラン事故があったばかりなので、少し気になる。

 途中駅からの乗客も多く、最終的には座席の7割程度は埋まった。正面に足柄の山々が近づいてくると終点の大雄山。ここには車庫がある。ホームは小田原と同様に行き止まり式1面2線。

 駅周辺を少し散歩。駅前には金太郎の像がある。駅に近接するビルには、商店街に公共施設とホテルが入居している。


 風も強いので、列車を1本遅らせたのみで引き上げる。 


◎大雄山 1038→1059 小田原 小田原行 3両編成先頭=5506

 この列車も中央部転換クロスシート。だんだん混んで来て、飯田岡辺りからほぼ満席。地方によっては、なかなか他人のいるボックス席に座らない所もあるが、ここでは余り遠慮しないで来るようだ。


◎小田原 1107→1130 熱海 熱海行771M  211系15両編成先頭1号車=クハ210-6

 熱海駅前には軽便鉄道時代の機関車が静態保存され、その後ろに足湯がある。足湯は帰りにでも寄ることにして、とりあえずマクドナルドで昼食。

◎熱海駅 1220→1255 十国峠登山口 箱根関所跡行 伊豆箱根バス

 前乗り前降り整理券式後払い。

 熱海駅前から海岸に出て、海岸沿いのホテル街を通る。少し走ってから右折して山側に向かう。熱海駅を出て15分くらいで来宮駅入口を通過。途中のバス停でないところからも乗客を拾って峠に入った。

 峠の上り口付近には、蜜柑のなっている木が散見された。急カーブを幾つも曲がりながら高度を稼いで行く。標高が上がるに連れて、道路脇に残雪が見られるようになってきた。十国峠駐車場付近の温度計が8℃と表示している。熱海駅付近の混雑のためか、2分程度遅れて到着。


◎十国峠登り口 1258→1301 十国峠展望台  十国

 バスを降りて間もなく、「ケーブルカー間もなく発車」の放送が流れたので、すぐに往復きっぷを買って乗車。


 ケーブルカーの距離は0.3kmと短く、直線コースの全体を見渡すことができる。

上下線の交換地点に駅はない。頂上で下車。駅は展望台になっていて、2階には伊豆箱根鉄道関係の写真が展示されている。


 遠方の景色は霞んでいるが、草原の先に広がる真鶴半島や富士山が望める。富士山は最初、頂上付近に雲がかかっていたが、時折全容を見ることができた。ここからハイキングコースが伸びているが、風がとても強いこともあり、展望台の周囲を回るに止めた。

 バスの時間が1325と1405がある。一応景色は眺めたので、早い時間に戻ることにする。


◎十国峠展望台 1320→1323 十国峠登り口 日金

 行きと比べて空いていた。前方の風景を撮影しながら下りて行く。

◎十国峠登り口 1325→ 熱海駅 熱海駅行

 ケーブルカーの駅を出るとすぐに熱海駅行のバスが来たので乗車。峠を下り、海が近づいてくると、初島が意外に大きく視界に入ってきた。熱海の市街地に入ってからの乗客が多い。

 熱海駅前の足湯を利用。江戸時代に熱海の湯は徳川家康が訪れたことや、この湯を江戸城に頻繁に運んだことに因んで、家康の湯と名付けられている。お湯はサラッとしていて乾きやすい。

◎熱海 1418→1525 大船 東京行862M 211系15両編成 5号車=サロ213-106

 1階席でうたた寝をしながら大船までくつろぐ。天気も良いので、小田原近くまで見える海面の青さが鮮やかである。


◎大船 1530→1553 東逗子 久里浜行1475S 4号車=サロE216-16

 座席が更新されており、湘南新宿ラインの車両と同様の赤紫色になっている。


目次へ


コメント