1993年8~9月 東北 7~9日目 ー 竜飛崎・南三陸各線・栗原電鉄

東北旅行の続きです。

 酸ヶ湯温泉を出て津軽線から竜飛崎へ行き青函トンネル記念館のケーブルカーに乗車。急行「八甲田」・「津軽」乗継で車中泊して、仙石線、石巻線、気仙沼線に乗車。平泉中尊寺を訪問して夏油温泉泊まり。最終日は栗原電鉄に乗車して常磐線経由で帰宅しました。

平成5年(1993年)9月6日(月)

寒いので4時頃起きて大浴場に行き、熱湯だけ入ってから戻ってまた寝た。この時間でも35人が入っていた。630に起床し、再度入浴後、チョコパンとみそ汁の朝食。ポットの湯はまだ温かい。茶を飲んで外出。フロントで道順を聞き、トンボがやたら多く飛んでいる道を0.7km離れたふかし湯(まんじゅうふかし)へ。熱湯の通る木箱の上に座る。始めはぬるいが、15分くらい座っていると熱くなってくる。空いていれば上に寝そべっても良い。


宿に戻り、また大浴場へ。これで、大浴場だけで5度目。飲泉もしてみるが、酸味が強く、少ししか飲めない。歯に付くと酸のためざらざらになる。

バスの時刻が近づき、920頃チェックアウト。ガス基本料が計上されていたため前日に、使わなければ基本料がかからないと聞いていたと交渉し、しばらく待たされる。その間に土産を買う。土産屋から戻るとガス料は取消しとなった。支払いを済ませ、その辺の人に頼んで記念撮影し、バスに乗り込む。

 

◎酸ヶ湯 9401040 青森駅  みずうみ1号  青森駅行 JRバス

みずうみ1号に乗車する客は多く、酸ヶ湯から満席近くなる。八甲田ロープウェイ前で10人近く降り、2人席を確保したが、それでも終点まで混んでいた。バスは観光型。添乗員はなくテープ案内。しかし運転手もたまに、訛りが少しある話し方でガイドを行う。

途中の高台から青森市方面の眺めが良い。晴れていれば北海道も見えるらしいが、この日は津軽半島の根本付近までしか見えない。

 

青森駅前の郵便局で1万円下す。ここの機械は1万円紙幣専用。10分ほど駅前市場を散歩。リンゴ関係、魚類、肉類等の種類別に区画がはっきり分かれていて便利。マグロの刺身が安いが買わなかった。リンゴジュースを1本と、近くのドムドムでてりやきバーガーを買って駅に戻る。

 

◎青森 10561151 津軽今別  海峡5号  函館行快速3125

乗車してから、青森で買ったものを食す。蟹田までに運転停車が2回。海峡線は東北ワイド周遊券の範囲から外れるため、蟹田で乗員交代後、車内補充券で津軽今別まで購入。津軽今別では他に乗降客なし。

津軽今別駅のすぐ下に津軽線の津軽二股駅と駅前広場。海峡線駅と同時に整備したと思われる駅前広場にはバス乗り場、タクシー乗り場、駐車場がある。青森ヒバで建てられた東屋・時計塔がある。しかし、人はいなく、車も駐車場より駅寄りに数台。それも近くで作業している保線要員のものと思われる。タクシーはいない。バス停に時刻表は無く、多分、定期バスは無いのだろう。全体的に閑散としている。今別・二股とも、駅員の姿なし。


◎津軽二股 12271245 三厩  三厩行329

津軽線で三厩へ。うまい撮影ポイントは見つからなかったが、駅名板の前で記念撮影。

 

◎三厩駅 12501320 木落  竜飛行バス(青森市交通部)

バスで竜飛に向かう。青函トンネル記念館最寄りの木落で下車した際には雨が強く、傘を使った。カーブと勾配が急な道を、重荷を背負って登り、10分余りで青函トンネル記念館。記念館前の工事基地跡が公園になっている。

斜坑線の時刻は1358発で、それまで20分ほど、記念館内部を見物。小ぶりだがじっくり見れば(映画を含めて)1時間くらいはかかるだろう。

 

◎記念館 1358→ 体験坑道

記念館駅から10人余りがケーブルに乗車。運転士と女性ガイドの計2名が乗務。斜坑の入口にはシャッターがあり、ケーブルカーが通る時だけゆっくりと開く。急傾斜のため車内にはシートベルトがある。車内では音楽、車外では警報音を絶えず鳴らしながらゆっくりと斜面を下りる。

体験坑道駅では警備の人が待っている。大荷物を持っていたので、リュックを置いていくように勧められ、そうした。体験坑道は連続する5部屋から成り、最初の部屋には工事用車両が展示されている。ガイドが先頭で説明するとともに、ガイドより前には行かないよう求められる。少し離れた後方に警備員が1名付いてくる。迷子防止の他、テロ防止も兼ねているのだろう。

一周して坑道駅に戻ったところにスタンプがある。スタンプを押して記念撮影後、荷物を受け取って車内へ。往路と同様にゆっくりと登る。到着後、坑道のゲートが閉まるまで出口は開かない。ゲートが閉まると係員が出口の風穴を開けた後でドアを開ける。これらは安全目的の他、気圧の問題もあるのだろう。

記念館には土産物屋があり、トンネル工事のときの石200円等があったが、何も買わなかった。

 


その後、隣のウィンド・パークを見た。2階の風圧体験が凝っている。

時間がないので急歩で灯台へ向かう。途中、トンネル工事殉難者の碑があり、合掌敬礼。灯台がある場所は他より更に高く、荷を背負っての登りはきつい。頂上で慌ただしく記念撮影。体験坑道から地上に出たときには既に晴れており、灯台の下から渡島半島がよく見えた。岬の端には海軍が使っていたトーチカのようなものがある。灯台のある丘のふもとから階段国道を駆け下りる。 


◎竜飛 15351620 三厩駅  三厩駅行バス(青森市交通部)

階段国道を下りたすぐそばに竜飛バス停があり、そこから三厩駅へ。

駅では待ち時間が1時間以上あるが、ウーロン茶のサービス(ポットと湯のみが置かれている)や写真展示、落書帳があり、少し暇つぶしになる。落書帳には、819日と27日に後輩の記入があり。トンネル口は、遠いので行くのをやめた。

 

◎三厩 17351820 蟹田  蟹田行342

ディーゼルカーで蟹田まで戻る。

 

◎蟹田 18551937 青森  青森行344

蟹田から青森までの電車は48556両編成。特急の間合い運用である。特に後方の車両はガラガラに空いている。

 

◎青森 2012→翌236 福島  八甲田 上野行急行102

青森で駅弁を買って、「八甲田」に乗車。青森発車時点の乗車率は約50%。検札の車掌は、下車印だらけの周遊券を見て、「わー、かわいい!」と言った。途中駅から乗ってくる人が多く、盛岡までに乗車率90%に達する。途中、気分を悪くしたおばさんが現れ、足を伸ばすために席を移動させられた。

 

平成5年(1993年)9月7日(火)

「八甲田」を仙台と福島のどちらで下りるか、最後まで迷った。福島まで行った場合に「津軽」との接続は20分であるため、途中で「八甲田」が遅れたら乗れなくなる。しかし仙台で乗り換える場合は仙石線の始発まで待合室で4時間近くも過ごすことを考え、「八甲田」が順調に動いていることから、福島まで行くことにした。しかし、外に見える駅の数をチェックしながら運転情報の把握に努めた。その心配をよそに、「八甲田」は福島定時到着。

 

◎福島 256400 仙台  津軽 青森行急行401

「八甲田」が福島に到着して間もなく、反対側から「津軽」も到着。同じホームの両面に向かい合う。「津軽」の発車まで20分近くあるため、駅構内を散歩し、飲料を購入。「津軽」は「八甲田」と異なりかなり空いていて、乗車率は約30%。左沢線で会った学生氏から、近々「津軽」「八甲田」が季節列車になるらしいという噂を聞いたが、どうなのか。

仙台に着き、改札内の待合室で休憩。定員は少ないが快適。

 

◎仙台 522648 石巻  石巻行521

5時になったので仙石線ホームに移動。仙石線は私鉄買収路線だった経緯から、乗り場が離れている。行き止まり式の短いホーム、カーブの急な線形など、仙台駅の他の部分とは雰囲気が大きく異なり、田舎の電車乗場といった感じ。但し、電車は東京で走っていた103系を化粧直ししたもので、内装一新、塗装変更され、ドア開閉ボタンがある。

仙台出発の頃から外が明るくなってきた。途中、進行方向右側から松島が見える。その後、通学の高校生等が少しずつ乗ってきた。石巻到着の頃にはかなりの数になる。

 


◎石巻 655725 女川  女川行1621

女川行は少し空いていた。休校日なのか、釣りに行く中学生?数人が車内でじゃれている。

女川の駅員は周遊券を見て「たくさん押したね。」駅前に高さ数mの塔があり、一定の時刻に鐘やチャイムを鳴らす。

 

◎女川 734851 小牛田  小牛田行1626

折り返しの小牛田行は高校生で混んでおり、石巻までに満員になる。石巻で彼らのほとんどが降りるが、代わりに別の高校生がどっと乗ってくる。前谷地の2~3駅手前でほぼ全員が降り、ボックスを占領する。それまで半分以上寝ていた。

 

◎小牛田9091033 気仙沼  南三陸1号  気仙沼行快速3921

小牛田で蕎麦を食し、気仙沼線の快速「南三陸1号」がすぐ到着。ホームの反対側には、地域遠足らしい小学生と大人の集団が居た。

車窓右側に、たまに南三陸の海岸が見えるが、うっかりしていると見逃してしまう。予め地図を見ておいた方が良さそう。

気仙沼駅前にはアワビ飯の店があるが、本日は休業。駅前をまっすぐ行くとすぐ通りにぶつかり、郵便局が見える。現金を下ろした。

 

◎気仙沼駅前 11001215 一関駅前行 バス(岩手県交通 1050円)

一ノ関経由で平泉を目指すが、この時間は大船渡線の接続が2時間以上開いている。大船渡線には91日に乗車済みのため、一ノ関まではバスで向かう。郵便局の近くに岩手県交通のバス停。バスが着く直前には10人余りが待っていた。特急用バスで快適。下車する際に1000円の回数券を2冊買い、運賃1050円のほとんどを回数券で払う。この先の行程でも岩手県交通を利用予定。

駅の待合室は混んでいた。売店の新聞には、がん闘病を公表した逸見アナウンサー会見のニュースが並んでいるようだ。

 

◎一ノ関 12521301 平泉  盛岡行1543

一ノ関から客車列車で平泉へ。平泉は案外大きな駅で、当然駅員もいた。

 

中尊寺までバスを使うつもりだったが、歩いても近いというので歩いた。しかし思ったより遠い。途中、義経堂に寄り、高台からの眺めが良い。眼下の平地には、東北本線のレールが見え、貨物列車や客車列車が通る。望遠レンズがあれば良い場所。隣に松尾芭蕉の「国破れて山河在り~」の碑がある。そこからまたかなり歩き、中尊寺登山口へ。坂はかなり急で、寺の境内はやたら広い。荷物を持ってきたからかなり重い。

弁慶堂、本堂を見てから金色堂へ。ここは有料。人が多く、金色堂は建物の中にあり予想よりも小さく、撮影禁止。他にいくつも建物があるが、時間がないのでほとんど素通り。宝物館だけは少しゆっくりと見た。

予定のバスは諦め、タクシーに乗る。中尊寺はやたらと広く、歩くのに疲れ、そのくせ人はとても多かったので、あまり印象は良くなかった。土産物も高い。伊勢神宮には150円くらいで大きな落雁が買えたが、そういうものはない。

 

◎平泉 15011535 北上  盛岡行1547

平泉から北上まで客車列車で移動。バスを待つ間、パンを2つ買う。

 

◎北上駅 16151715 夏油温泉  夏油温泉行バス(岩手県交通 1050円)

車両は普通の路線バスで、客はさほど多くない。途中、北上線の江釣子駅前を通る。瀬見温泉を過ぎた辺りまで普通の道を通るが、その後は細く険しい坂道を通る。市内用と変わりない大きなバスは、カーブではかなり減速しなければならない。また、対向車とのすれ違いもかなり困難。どちらかがバックして道を譲らなければならない所も多い。しかも、近くに開業予定のリゾート施設に合わせて道路工事中で、工事車両や大型ダンプが行き交い、とてもスリルがある。

 


(宿泊)元湯夏油 自炊部 (2300円)

夏油温泉の「元湯夏油」に到着。フロントに行くと、少し奥の自炊館の1つである夏油館に行くように言われる。そこでチェックイン。いくつか説明を聞き、地図を貰う。布団セットのレンタルを注文した。

荷物を置いてから、明るいうちに洞窟風呂へ。これは少し離れたところにある。洞内は暗いためフロントで懐中電灯を借りて行くように言われたため、フロントに寄って懐中電灯を借りた。洞は国民宿舎の裏の道を通り、地図の表示よりも短く、10分足らずで行ける。横には滝がある。洞内は確かに暗い。浴槽は浅く、奥行きは20m程度。壁は石灰岩なのか、とても白い。小さな鍾乳石のようなものが天井から少し下がっている。湯は温い。大して面白いものでもなく、宿に戻り、フロントに懐中電灯を返す。

茶を飲んでから大湯へ行く。これがこの宿のメインの風呂。女性専用時間が少し前に終わったところ。大湯はかなり熱く、15秒以上入るのは困難。湯船の横に座り、頻繁に浴槽の湯を肩からかける。大湯の次は滝の湯。同時に入ったおじいさんと少し話をした。奥さんと2人でしばらく滞在しているらしい。近くにスキー場や18ホールゴルフ場が12月開業らしく、そのために工事をしているとの情報を得る。次に真湯。ここは喘息等にも効用があるらしい。大湯ほどではないが少し熱い。


その後、宿に戻り、着いた直後に買ったカップ麺と焼き鳥の缶詰を食することにする。ここはガスが無料(その代わりテレビは有料)のため、やかんで湯を沸かす。そこにいたおばさんとしばらく話す。大学4年生の子息ありとのこと。部屋に戻って食事をしていると、おばさんがおかずを1皿寄付してくれた。メニューはイカの酢漬け輪切り、棒型かまぼこ、サツマイモ輪切り緑色の野菜。

食事が終わり、急いで風呂へ。掃除と安全のため、露天風呂は2030以降の入浴ができない(内湯は可)。先ほどの大湯に数分だけ入って部屋に戻る。しばらく休んでから、内風呂の小天狗の湯。白猿の湯に入る。小天狗の湯は、夏油で唯一石鹸の使えるところで、かなりきれい。この日の入浴は6か所に7回。先月塩原で作った記録を更新した。2230頃寝る。

 

平成5年(1993年)9月8日(水)

6時前に起き、茶を飲んでから、大湯→疝気の湯→真湯→目の湯→真湯の順に回る。目の湯は真湯の対岸で、着替えずに往来することも可。昨日北上で買ったパンを食べた後、石灰ドームを見に行くが、雨の山道ではっきりした表示もなく、発見できないまま戻り、真湯に入った。

荷をまとめ、チェックアウトは本館で。その間、番頭がバスまで行き発車を待ってもらっていた。

 

◎夏油温泉 845940 北上駅  北上駅行バス(岩手県交通 1050円)

定刻の2分前にバスに乗り込む。バスは夏油を後にして険しい山道を下りる。発車後間もなく視界が悪くなったのか、バスを停めてスプレーを窓にかけていた。また、ダンプとすれ違う時に道幅の広いところまでバック。その際は後方カメラを使用。30分程でようやく普通の幅の道に出る。夏油から北上のバスは満席で、補助椅子を使用していた。

 

◎北上 9551037 一ノ関  一ノ関行1532

北上から客車列車で一ノ関へ。南部縦貫で録音したテープの残り10分余りをここで使用。

一ノ関で客車列車撮影。気が付くと傘がなく、乗ってきた列車の中にもない。バスの中に置き忘れたのか、後でバス会社に問い合わせることにした。気を取り直して駅で南部せんべいを買った後、石越に向かった。

 



◎一ノ関 11001123 石越  仙台行530M

石越で最後の下車印。

 

◎石越 11281212 細倉マインパーク前  細倉マインパーク前行(栗原電鉄 970円)

栗原電鉄の切符を買い、乗車。テープのB面に録音しようとするが、途中で電池が切れたため、後で撮り直すことにした。車両はM18-318メートル車だからM18であるが、他のM18と顔が異なる。比較的新しい車両だが吊り掛け駆動。いくつか交換駅があり、タブレットを交換する。出発信号は見当たらないが、腕木式の場内信号機がある。マニアらしき母子(母50代、子1020代)が、しきりに写真を撮っている。途中で下車する客が多く、石越出発時に20人前後いた客は終点近くで5人になった。うち明らかに非マニアは2人。マインパーク駅の直前に旧細倉駅の廃駅跡。マインパーク駅開業記念碑によると、平成26月に開業。無人駅だが駅舎内に売店だけはある。切符はマインパーク直前に車掌が集めるが、頼めば貰える。 


◎細倉マインパーク前 12181300 石越  石越行(栗原電鉄 970円)

折り返し列車の切符は車内で買うことになる。パンチ穴式の車内補充券を使用。券面に駅名が並ぶ。これも石越の改札でもらえた。石越着の列車はすぐ回送として引き返し、駅員が閉塞機をチンチンと鳴らし、隣の駅に発車を報告していたが、この時は録音していなかった。

石越駅から岩手県交通北上営業所に電話して傘のことを聞くが、見つからないとのことだった。名前と電話番号を聞かれる。

 

◎石越 13231439 仙台  仙台行534M

石越から仙台へ。仙台駅の3階北ホールでやっていた古書展を見るが、時間がないので手早く切り上げる。天気が悪いし傘もないので仙台見物は止めて、1505のスーパーひたちに乗ることにして、(平までは周遊券の範囲なので)平からの自由席特急券を購入。駅弁を買おうとしたが、目当てのものが無かったので買わずに乗車。

 

◎仙台 15051925 上野  スーパーひたち26号  上野行L特急1026M

禁煙自由席の最後車7号車は比較的混んでいて、70%以上の乗車率。喫煙車や指定席は比較的空いている。途中駅からずいぶん乗ってきて、平までに満席。平の手前の四ツ倉から複線区間。

651系の車内ではFM波が流れていて、手持ちのラジオで受信できる。車端部の電光表示板では、各種案内に混じって「只今の速度」が頻繁に流されるが、列車の加速より遅れることが多い。トイレは個室と小用が分かれていて、個室は洋式。便座にはビニールシートのカバーがあり、使用前にボタンを押すと自動的に交換される仕組み。

平では5分停車。その内にホームで立ち売りの「うにめし」を購入。平で増結されたがそれでも混んでいる。水戸から上野まではノンストップ。この区間は最高速度に近い状態が長い。しかし、線路施設が高速向きではないようだ。高速域では大きく揺れ、ポイント通過時にはそれが激しい。取手の手前で30秒くらいのかなり長いデッドセクション。ここで首都圏の直流区間に入る。TVch1900の日経ニュースを聴く。これも地域によって大きく異なっていた。並走線路が増えてきて、上野着定時。台風接近の報を聞いていたため2時間遅れの特急料金払い戻しも期待していたが、意外な結果。雨も止んでいる。乗換改札で特急券は回収された。 

◎上野 → 東京 

◎東京 19502027 大船  小田原行通勤快速3767M

東京からは2032発の「ホームライナー逗子」に乗る計画だったが、これを待つのをやめて東海道線の通勤快速にぎりぎり座れた。

 

◎大船 20292047 東逗子  横須賀行1929S

大船にて2分接続の横須賀行の後ろの方は空いていたが、なんと9・10号車がロングシートになっている。許しがたい。クロスシートの11号車に乗る。

いつも使っている列車。逗子で切り離し作業が終わると、間もなく自宅最寄りの東逗子。今回の旅は色々と歩き回って意外と疲れる旅だった。好摩駅に展示してあった石川啄木の詩に「ふるさとの山を見上げて云うことはなし ふるさとの山は有難きかな」というのがあった。間もなく池子の森や神武寺の山の近くを通る。暗くて見えないだろうけど。2045逗子発車し、この旅の最後の1駅間。

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