2000年09月 長野 3日目 ~ 信越本線、飯山線、長野電鉄木島線

旅行3日目は単独行で、信越本線経由で長岡まで回ってから飯山線で戻り、当時は残っていた 長野電鉄河東線の木島・信州中野間(通称:木島線)に乗ってから湯田中まで乗り継いで宿泊しました。


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平成12年(2000年)9月17日(日)

  630起床、シャワーを浴びる。出発前にY氏の部屋に電話、O氏の部屋にも寄る。755チェックアウトし、長野駅へ急ぐ。


◎長野 812→1026 長岡 みのり3号 新潟行特急3013M 485系4両編成3両目2号車=モハ484-1052

 長野駅で宮内回り飯山までの乗車券と自由席特急券を購入して乗車。駅弁はこれと思ったものが売っていなかったので購入せず。

 車中でキットカット等で仮朝食。直江津までの区間は山道をゆっくりと進む。

 豊野付近ではりんごの町をアピールする看板が建ち、その周囲にりんご畑が広がっていた。多少色付いて来ている。列車すれちがいのため途中、二本木にも運転停車。スイッチバック駅だ。ホテルで貰った朝刊を読む。柔道で田村亮子選手が3度目の正直で金メダルを獲ったニュースが大きく載っている。

 長野発車時にはかなり空いていたが、高田や直江津などからの乗客が多く、40%位の乗車率になる。

 直江津から柏崎の間は時折日本海の海面を望みながら進む。直江津からは列車の速度も上がった。


◎長岡 1040→1104 越後川口 水上行1732M  115系2両編成 後車=クモハ115-1532

 座席の半分以上が埋まり、まずまずの乗車率。


 越後川口で下車。次の飯山線乗り継ぎまで1時間40分以上ある。駅の周囲を歩いて見ると、コンビニ等はないが、スーパーがある。その先に国道17号線が走り、17号線の向こうは堤防になっている。スーパーでパンを購入し、駅で食べる。その後は駅で待機。

◎越後川口 1250→1512 飯山  長野行138D  キハ110-236(眺望列車)単行ワンマン

 20人近い乗客が乗った。車内はロングシートの変形で、全座席が長野に向かって左側を向いている。左側の景色を流れる千曲川を見やすくするためらしい。

 発車して間もなく魚野川を渡る。山間に田畑が続く。トンネルも多い。

 北越急行の高架線が近付き、十日町停車。ここからの乗客が多く、全部で40人位になる。以前泊まったことのある越後鹿渡付近から、左車窓に信濃川が見下ろせるようになってきた。その次の津南は温泉付きの駅舎がある立派な駅。周囲の街区の規模は他の飯山線各駅とあまり変わらないが。

 森宮野原から長野県に入り、信濃川が千曲川になったが、雨が降り続いている。

 戸狩野沢温泉で24分停車。駅舎内を散歩。飯山付近のバスの時刻表を手に入れたが、飯山から木島までの接続の良いバスは無さそうだ。停車時間の間に後ろに2両(長野から来た137Dの折り返し車両)を増結して3両編成になった。

 戸狩野沢温泉を出ると程なく飯山に到着。飯山は寺院の多い町で、駅ホームには寺にあるような鐘が設置されているので鳴らしてみた。



 飯山駅前通りを散歩してマクドナルドかコンビニでもないかどうか見て回ったが見当たらず、雨の中そのまま木島方面に歩いてみた。河川敷きのバイパスのような通りに出て、しばらく戸狩方面に歩くと千曲川を渡る橋があったので渡り、しばらく進み、左手にセブンイレブンが見えてもう少し歩くと、右手の道の奥のほうに駅舎が見えた。行ってみると木島駅だった。飯山駅から30分余りだった。

 木島は古びた木造の駅舎で、中は天気のせいか薄暗い。バスの窓口はあるが、鉄道は無人化されている。片面ホームの奥に車庫のような木造のシェルターがある。

◎木島 1610→1630頃 信州中野  信州中野行 普通  3000系2両編成ワンマン 先頭=3533

 元営団日比谷線の車両。木島駅発車時の乗客は2両で3人。途中から少し乗ってきた。木島発車後は千曲川の堤防に沿って進み、その後、住宅やりんご畑の中を走る。


◎信州中野 1648→ 湯田中  湯田中行 普通  2000系3両編成先頭=2001(S32日本車両)

 長野からの特急だが、この区間は各駅停車になるようだ。駅の案内放送でも各駅停車と言っている。車両は昭和32年製造のオリジナル車で、湘南型として当時流行した正面2枚窓。2つドアセミクロスシート。

 カーブの多い単線区間をゆっくりと走る。周囲にはりんご畑が目立つ。

 終点の湯田中駅は線路のカーブとホームの長さの関係で3両編成の電車は不思議な入りかたをする。ちょうど「入」字型の配線で、入字左下の信州中野方から来る列車はホーム途中にある交点でホームに入り、そのまま頂点にある踏み切りに突っ込んで右下のはらいの法に伸びるホームへ停車する。折り返し列車は逆の手順でバックしてから出発していく。

 

 湯田中駅に着いてから雨足が少し強くなった。17時を過ぎたので宿に電話してから歩きだす。


 湯田中の温泉街をかすめ、栄橋を渡る。下を流れる横湯川は茶色い濁流が流れる。川沿いを歩いてつるや旅館に到着。



◎宿泊 湯田中渋温泉郷の穂波温泉 つるや旅館

 宿に着くとホームページに載っていた顔の主人が出迎えてくれる。傘を預けて中へ。チェックインして、おばさんの案内で2階角部屋の1号室に通される。湯の入ったポットを出され、浴衣の所在を教えられるが、浴場や食事についての説明は特になし。

 18時頃、浴衣に着替えて1階の浴室へ。時間によって男女の浴室が入れ代わるらしい。この時間はやや小振りな内湯で1人で独占する。

 風呂から上がってロビーに居ると、夕食を運ぶとのことで部屋に戻る。結構な量があり、ゆっくりと食べる。19時半頃に食べ終わってフロントに連絡すると、すぐに片付けに来て、さらに布団を敷いて行った。

 TVを見ながらしばらく横になる。21時半に再び風呂へ。今度は浴室が入れ代わっている。8角型の浴槽と半露天風呂が付いている。女湯から出てきたおばあさん3人連れがいたが、男湯はこちらも独占状態。のんびりと入る。

 入浴後部屋でくつろぎ、2330頃消灯。

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