2002年03月 小海線 1日目 - 長野行新幹線で佐久平まで

  祝日に休みを1日加えて、小海線の旅に出掛けました。小海線に乗車するのは平成元年(1989年)以来です。往路は長野行新幹線(現・北陸新幹線)、復路は中央本線経由です。 


平成14年(2002年)3月20日(水)

 この日は午前中に自宅の東京ガス定期点検。夜遅くまでの仕事が前日まであったので、ガス点検の前後に始めから旅行準備。1泊なので荷物はバッグ1つに無理やりまとめた。ガスの定期点検終了後に往路の新幹線の席をインターネット予約。インターネットで予約するとビューカードのボーナスポイントがたまる「おすすめ列車」の中に「あさま5号」が比較的ちょうど良い時間だったので、これを予約。窓側は取れなかったがやむを得ない。

 バスで逗子駅に出る。


◎逗子 1250→1254 鎌倉 千葉行1218S  E217系15両編成2号車

所用のため鎌倉に立ち寄り、その後、鎌倉のみどりの窓口で、先刻インターネット予約したメモと株主優待券を出して切符を購入。株主割引を有効活用するため、乗車券は一筆書きでつなげた。横浜市内発横浜市内行の1周で、長野新幹線、小海線、中央本線、横浜線経由。無事発券が終わり、東京で「あさま5号」に乗るためには、まだ1時間余り余裕がある。どこかで昼食をとも思ったが、とりあえず東京まで出ることにした。


◎鎌倉 1327→1422 東京  千葉行1344S  E217系15両編成 3両目9号車=モハE217-19

 鎌倉からの乗客多く、ボックス占有はならず、扉脇の座席に着席。昼下がりで、鎌倉を出た後あまり乗客は増えない。車窓には平年より10日以上早いと報じられている桜が咲いているのが見える。

 新川崎では、JR貨物の新型電気機関車EF210が輝いている。

 東京で下車。ここから乗車予定の「あさま5号」まで1時間以上ある。丸ノ内側から、改札内の書店などを散歩。

 指定席自動券売機で指定席券を購入した場合にビューカードの加算ポイントが付く。鎌倉駅窓口では、株主割引の適用を受ける乗車券と往路の新幹線特急券を購入したが、復路の中央線の特急券はまだ購入していなかったので、自動券売機を試してみることにした。しかし、新幹線改札付近に当日の新幹線用の機械はあったが、翌日以降の在来線の指定席券売機は見当たらない。そこで一旦途中下車(横浜市内発横浜市内行という変な経路の乗車券だが、自動改札は通れた)して八重洲側を見て回る。東海道新幹線用の機械はたくさんあったが、東日本の機械は見当たらず。丸ノ内側に回り地上と地下を見て回り、ようやく丸ノ内南口で発見した。タッチパネル式で、目的の切符がはっきりしていれば操作は難しくないように思われる。強いて言えば、カード挿入口があまり目立たず、VISA等のシールが貼ってあったもののビューカードのシールはカード挿入口に貼っていなかったので少し迷った。また、操作後の通信や発券には通常の券売機と比べて時間がかかる。

 切符を買い終わると東洋系の若い男性にゆっくりとした英語で声をかけられる。成田空港への切符の買い方と乗り場を知りたいとのことで、普通か特急かを尋ね、普通の切符の買い方を説明。いっしょに改札を通り、中央口地下へ下りる階段口まで連れていく。しかし、次の快速まで時間があるので、特急にしようかということになり、階段下に特急券の窓口があることを案内して別れた。

 この間に時間もちょうどよくなり、八重洲側の新幹線改札を通る。改札入ってすぐの20番線ホームへ上がる。

 あさまの正面写真を撮り、ホーム売店で江戸前うなぎ弁当とペットボトルの烏龍茶を購入。

◎東京 1548→1656 佐久平  あさま5号 長野行新幹線5E  E2系8両編成 5号車=E225-414

 ホームに上がった時、すでに列車は入線していた。弁当などを購入してから乗車。車内は混雑している。指定券の券面の席は2Cで、後ろから2番目の右から3番目で通路側。

 発車後弁当を食する。販売時に加熱されているので暖かい。今年の春は花粉が多く、初めて本格的に花粉症の症状が出た。

 大宮手前で検札。切符を見ているのか見ていないのか、かなり素早くさばいている。大宮まで若干の空席があったが、大宮発車時点で殆ど埋まった。

 西日が差しており、左側の窓の多くはブラインドが閉められた。

 1635高崎通過。遠景は薄曇りながら遠くの山並みが見える。手前の山々(赤城?)は茶色かかっていて残雪は見えない。はるか遠方の谷川はまだ雪色だった。列車はたいして減速もせず、上越新幹線から分岐して長野方面に入った。山並みが急に近くなり、1639頃に体で感じられるほどおもむろに勾配区間に入った。そしてトンネルが連続する。

 佐久平で下車。対面ホームで、退避線は無い。そのため、ホームドアが設置されている。小海線は長野方で新幹線の上をオーバークロスしている。新幹線の佐久平駅は小さっぱりした橋上駅舎で、自動改札3基、有人窓口2つ、自動券売機は新幹線(自由席)用が2台と、在来線(含しなの鉄道乗り継ぎ)1台。ただ、小海線ホームは一旦改札を出た後で長野方面に延びる細い通路を歩いた先にある。高架上で幅の狭い片面ホーム。下校時間帯の小諸行が来るところで、狭いホームには通学生徒等が入り切れず、通路まで溢れている。列車を見送り、駅舎に戻る。列車が着いた時だけ、改札員が立っている。東京から来た時の切符を見せ、散歩で入っていた旨を話して出る。

 駅の窓口にはオレンジカードが何種類か陳列されている。ポケット時刻表も110円で売っている。その中で、「信濃の国」という長野県を歌った曲の歌詞と県内各所の列車風景の入ったオレンジカード6枚のセットを購入した。

 1720頃チェックイン。フロントは併設するヘルスセンターのフロントの端をホテル用に割り当てているので狭い。3504号室(5階)のキーを受け取り、エレベーターで5階へ行き、入室。電源はタブレット式。鍵はオートロックではない。温泉があるので、部屋は風呂無しの部屋を選んである。

 1800頃からホテルの周辺を散歩。郊外型のレストラン、ショッピングモール、家電や紳士服の量販店がバイパスのような広い道路を挟んで並び、それぞれ広い敷地で並び、とても駅前とは思えない風景。もっとも駅が出来たのが長野新幹線開業時だから、まだ5年も経過していない。

 1845頃から入浴。1階フロントで鍵を預け、スリッパを脱ぎ、素足で上がる。中は空いている。脱衣室は、日帰り客用はそれぞれロッカーが割り当てられていて、宿泊客は適当な棚を使う。脱衣室は浴室にもプールにも通じている。風呂は入り口のかけ湯、韓国式あかすり用の寝台、寝湯、備長炭の湯、流水浴槽、普通の浴槽、サウナは2種類の温度に分け2室。洗い場は広い。露天風呂は改修中のため入れず。1905頃から20分位はプールへ行く。特殊な形状で、水流が作られている。さほど広くない。他には無人。泳いでから再び風呂に入り、その後広間で休む。2030部屋へ。

 少し休んでから夕食。先刻の散歩の際に、水車のある蕎麦屋が駅との間にあるのを見ていたのでそこに行ったが、既に閉店していた。この周辺は郊外型の店が多く集まっており、ホテルの正面には日本食チェーンの夢庵があったので、そこで鴨南せいろそばを食べた。2110頃にホテルに戻る。

 マッサージの予約電話を入れ、2150から20分1,800円のコース。2階のマッサージ室で。

 部屋に戻って休憩後、また水泳と入浴。1階のフロントを経由せず、2階からも直接ヘルスセンターに下りられることが分かったので、2階経由で。先刻よりは人が入っている。プールにもおじさんが1人、水中ウォーキングを黙々と行っていた。

 24時近くに部屋へ戻る。旅日記をまとめるなどして、25時就寝。

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