2002年12月 四国・山口 3日目 - 小野田線クモハ42、181系特急いそかぜ、美祢線

山口県宇部市内で宿泊し、前夜に引き続いて小野田線のクモハ42に乗車しました。 その後、下関からキハ181系の特急「いそかぜ」で長門市に回り、美祢線で南下して厚狭から新幹線で、3連休の四国山口旅行を締めました。




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平成14年(2002年)12月23日(月祝)

0540起床。ミニサイズのカップ麺に湯を注ぐが、箸が入っていなかったので食べるのに苦心した。

食後に荷物をまとめて0625にチェックアウト。宇部新川駅に向かう商店街は暗くひっそりとしている。まだ月が煌々と輝いている。



◎宇部新川 643→708 長門本山  長門本山行1223M  クモハ42001単行ワンマン

車内は昨夜よりも混んでいる。宇部新川発車時の乗客はおよそ30名。信号の関係かダイヤの関係か、ゆっくり走る。最高でも時速50キロくらい。雀田で更に乗客があり、40人近くなった。本山線に入ってようやく朝になる。

長門本山で下車。すぐに雀田方向に走り、撮影ポイントを探す。途中の橋の近くから撮影を試みるが、電源投入が間に合わず失敗。浜河内駅に向かう。下りで長門本山に戻るつもりだったが、浜河内駅に着く前に下りが来てしまい、遠くから撮影するに留まった。




◎浜河内 743→746 雀田  雀田行1324M クモハ42001単行ワンマン

浜河内駅で午前最後の上りを待ち、踏切に差し掛かったところを撮影。すぐに乗車した。

車内は立客もいる混雑。




◎雀田 748→807 小野田  小野田行1227M  105系2両編成先頭=クハ104-13

 雀田に到着すると既に小野田行はホームで待っていた。2分の接続で発車。次の小野田港では反対列車交換で4分停車。それならば雀田でもう少し長く接続してくれればよかったのに。

 小野田では2分乗り換えだが一旦改札を出てオレンジカードを見る。グランドひかりのものがあるが、クモハ42関係のものはない。あれば1列車遅らせて購入しようと思ったのだが、すぐ下関に向かうべく、改札内に戻った。橋を渡って4番線へ。


◎小野田 808→846 下関  下関行525M  3両目=モハ115-323

各ボックスとも乗客がいる。朝日が照っており、ほどよい暖かさ。


下関の売店でふぐ関係のものを見て回るが、1人分のふぐさしを発見。とらふぐをプラスチックの皿に盛り付けたもので、1,680円とお手頃。車内で食べようかと思って購入したが、まだ凍っている。保冷袋にも入れてくれたので、持ち帰ってから食べることにしよう。


◎下関 920→1036 長門市  いそかぜ 益田行特急30D  キハ181系3両編成中間2号車=キハ180-10

  どちらかと言うと海側の席に座っている客が多いが、それでも左(海側)2人掛け席を確保できた。

  山陰本線末端部を上る。内陸を走る部分が半分以上だが、時折は海岸沿いを走り、岩の並んだ入り江の風景を楽しめる。ただし、電線が通っている部分が多く、撮影に適するポイントは少ない。肉眼で楽しむことにする。

 外観はクラシックな181系だが、中間車に乗っていると、走行音は他の特急型ディーゼルカーと大差ないように思える。もっともここでは比較的ゆっくりと走っているからかも知れない。長門市までの表定速度は61.3km/hだ。

 長門市が近付くと、青海島を見下ろす車窓が広がった。海岸に穏やかな白波が打ち寄せている。


 長門市で下車してすぐ反対側のホームから181系いそかぜを撮影。改札に戻ると、今いそかぜで下車したか確認して、ふぐ茶漬けを1箱くれた。ふくキャンペーン中とのこと。キャンペーングッズを改札口で駅員が配るのは珍しい。


 駅前を散歩。交差点で工事をしている。その先には旅館や古びた家並みが弧を描いた路地に沿って続いている。

 駅に戻る。地元出身の詩人金子みすずの生誕100年ということで、その作品をイラストと共に展示している。それをあしらったオレンジカードと、グランドひかりのオレンジカードを購入。



◎長門市 1132→1234 厚狭  厚狭行728D  キハ120 19単行ワンマン

 10人余りの乗客で空いている。ロングシートに完全に横になっているおじさんがいる。

 この車両は全てロングシートだが、優先席は、焦げ茶色の地に、杖をついた人、足に包帯を巻いた人、おなかの大きな人、赤ちゃんを抱いた人をそれぞれ緑、黄色、青、赤で描いたイラストが散りばめられていて面白い。

 長門湯本で数人の乗客を拾ったあと、列車は時折カーブや勾配による徐行をしながら山間部に入り、於福まで山越えをした。

 その後も山間部を走るが、於福までと比べればやや平坦。重安付近では石灰工場と宇部興産の貨車が並んでいる。

 美祢でもまとまった乗客があり、満席に近くなる。南大嶺手前で、かつて大嶺に伸びていた支線の廃線跡を確認。

 美祢線の歴史は古く、灰色の煉瓦を積んだトンネルが時代を感じさせる。石灰列車が往来していた線にしては線路の規格が低いようで、崖地や分岐器など、制限20km/hの区間が多い。

 終点厚狭の手前まで山並みが続いた。


◎厚狭 1242→1253 小郡  こだま643号 姫路行新幹線634A  100系6両編成 5両目2号車=126-3020

  自由席を含めて横4人掛けに改装した車両。元々5人掛けで設計されているので、ドアの位置だけが少しずれた格好。車内はがらがらに空いている。

座席はゆったりしておりなかなか快適。1駅だけの乗車が勿体ない。JR東海がこだま利用の京都への往復割引を実施しているし、西日本もこだまにゆったりした横4人座席が定着してきたので、急がない旅はこだま利用も乙なものかもしれない。




 小郡から新大阪まで乗るひかりレールスターは喫煙席しか取れなかったので、小郡のみどりの窓口で改めて照会したが、禁煙席はなかった。

 新幹線コンコースの売店で河豚寿司を購入。

◎小郡 1315→1522 新大阪 ひかり372号 新大阪行372A 700系(Rail-star)8両編成 3両目6号車=?

 喫煙車両だが幸い煙草を吸っている人は少ないとみえて、煙草の臭いは気にならない。半分以上の席が埋まっているが、隣の席は空席。


そこで、小郡で購入した河豚寿司を食べようとしたが、真空パックで包装されている上に竹の皮で包まれているだけなので、皿がないとたれがかけにくいので、自宅に持ち帰ってから食べることにした。しかし、先刻に下関で購入したふく刺がそろそろ解凍された頃だと思い出し、保冷袋を開けるとちょうど良さそう。小郡で買った寿司に付いている箸だけを取り出して車内でふく刺の皿を広げて食べた。薄味で普通の白身魚のような感じ。特別に美味とまでは思わなかったが悪くはない。話の種にはなる。値段の割には分量もまあまあ。

 皿を捨ててから7号車の端末機「旅指南」をいじる。車内でオレンジカードの販売があったので、1つ購入。鉄道の日記念で、歴代の新幹線車両が勢揃いした図柄で、台紙付き。西日本では台紙付きのオレンジカードが多いようだ。




(以下記録消失につき、概要のみ記載)

◎新大阪 1533→1754 三島  ひかり162号 東京行新幹線162A

  JR東海の700系ひかり。こちらは指定席も横5列シートで、さすがに混んでいた。


◎三島 1806→1904 大船  (ワイドビュー)東海4号 東京行特急34M

  この区間は、自由席を利用。先頭車の前の方の席から前面展望で夜景を楽しむ。


◎大船 1907→  久里浜行1771S


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