2003年2月 八戸方面 1日目 - 373系普通列車、東京-盛岡高速バスらくちん号

前年12月に八戸まで延伸開業した東北新幹線に乗車することを主目的に、三セク化した並行在来線への乗車、八戸線に残っていたタブレット交換と腕木式信号機の撮影、そして三陸鉄道の一部区間にも足を伸ばしました。往路は金曜日の夜行バスで盛岡まで乗車しました。


平成15年(2003年)2月7日(金) 

◎東逗子 2138→2156 大船  大船行2162S  E217系11→15両編成6号車=サハE217-2048 

 東逗子駅のみどりの窓口は営業を終了している。Suica定期券でそのまま入場。程なく到着した横須賀線電車はがらがらに空いていて、しかも大船止まりなのだが、逗子で更に4両増結している。車庫との間の運用の都合だろうか。鎌倉発車時点での6号車の乗客は4名。 大船手前で渡り線に入り、下り8番線に到着した。 


◎大船 2159→2239 東京  東京行 373系9両編成先頭9号車=クモハ373-8 

 この時間の上りとしては予想外のことだが、満席でデッキには立客もいる。運転席後ろのカーテンが閉まった先頭デッキに立つが、乗客の入れ替えが多い。そのため戸塚で着席できた。その後も立客が目立つが、概ね1、2駅先で座れているようだ。横浜を出てしばらくすると、下り「サンライズ」とすれちがった。 

 373系の特急型車両を使用しているので、戸惑う乗客もいるようだ。JR東海の車両であるため、車内の電光表示には、JR東海からのお知らせとして、特急東海の広告案内が流れる。 

 品川で若干の空席。発車の際のチャイムは、鉄道唱歌がフルコーラスで流れる。品川駅は、明治5年に新橋駅が開業する少し前に仮開業した。鉄道発祥の地にちなんで、鉄道開業130年にあたる昨年から、東海道線の発車チャイムはこの曲になった。ここから新橋にかけては進行方向右側(海側)の再開発が進んで高層ビルが並んでおり、今年の秋には新幹線の品川駅開業も予定される。汐留には初代新橋駅の復元駅舎がこの春に完成する由。そのような夜景を横目で見ながら、東京駅7番線に到着。 



◎東京駅八重洲南口 2310→翌630 盛岡駅  らくちん1号 盛岡バスセンター行 夜行高速バス4両編成 4号車5番A席(左窓側)(練馬220か・・22(国際興業) 

 八重洲南口のバスターミナルは賑わっていた。バスの乗り場は3、4台分あるが、先発の「ドリーム大阪」4両編成の乗車が進んでいる。予約してまだ乗車していない乗客がいるのか、放送で呼び掛けている。夜行バスの発車時刻表を見ると、この時間帯は10分毎に発車予定がある。賑わいや運転間隔から、東海道新幹線開業前の東京駅から夜行列車が次々と発車して行った様が想像される。この時間も、切符売場では、新たな乗車券の販売や乗り遅れ客の変更手続きなどをしていた。 

 先発の大阪行きが数分遅れて発車したが、それを待って入線した盛岡行き「らくちん号」の乗車は順調に進んだようで、僅か1分遅れでの発車となり、夜の東京駅を後にした。 

 車内の座席配置は横3列。通路は思ったよりも狭い。大きなフットレストの付いたリクライニングシート。ヘッドカバーは国際興業バスのもの。確か27人乗りの車内は空席が目立つ。東京駅からの乗客は16人くらい。池袋でも停車するので、そこから乗ってくるのだろうか。 

 バスはいつしか首都高速に乗ったようだ。窓はカーテンが締まっているが、隙間から時折外を覗く。 首都高速を降りてから、信号停車が頻繁にある。2335に池袋三越裏に到着。ここからの乗客は7、8人?空席は3席前後のようだ。 

 2339発車。9分遅れ。池袋を発車してから車内の案内。途中3回の停車があるが、乗務員交替の運転停車で、乗り降りはできない。進行方向右の階段下にトイレと洗面。折り畳み式とのこと。音楽サービスのヘッドホンは、紛失破損が多いため、希望者のみの貸出しとのこと。車中の気温は25℃とのことで、暖かい。案内が終わると消灯となる。運転席後ろのカーテンも閉じられ、外の光はあまり入らない。 

 2415に「通行券をお取り下さい」の機械音が聞こえた。東北自動車道の浦和ICだろうか。その後、3回程度、SAらしきところで各10分前後運転停車。側面のドアを点検するような音が響いていた。 

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