2008年03月 関西方面2日目 - 京阪電気鉄道

関西旅行2日目は、みやこ漫遊チケットを購入して京阪と京都市営地下鉄の未乗区間を中心に乗り歩きました。男山ケーブルにも初乗車しました。


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平成20年(2008年)3月16日(日)

 745頃起床、8時から朝風呂。この時間でも結構利用者がいる。9時に朝食。チェックアウトタイムは11時だが、10時に出発。

 朝の御堂筋を北上。ちょうど建設関係の組合のトラックパレードが通過していた。御堂筋駅で情報収集。昨日から発売のみやこ漫遊チケットを駅事務室で購入。京阪の石山坂本線を除く全線と京都市交通局などが乗放題。


◎淀屋橋 1030→1051 枚方市 出町柳行 特急 8両編成4両目=8803

 京都方面から入ってきた特急電車は、降車扱いの後、一旦扉を閉めると電動でクロスシートを転換。2メートル程前進して乗車列の所に停車し直す。

 地下線内は各駅に停車。天満橋発車後に地上に出て、橋を渡って京橋に停車。この時点で満席になる。京橋からは特急運転。枚方市までノンストップ。途中まで複々線だったが、いつしか複線になった。


◎枚方市 1053→1107 私市 私市行 4両編成 先頭=10006

 枚方市を発車するとすぐに右カーブで京阪本線から分岐する。地上複線でワンマン運転。駅に着く度に運転士が窓を開けて後方を確認しながらドア扱い。途中駅はいずれも対面ホームなので、運転席からの後方確認には便利そうだ。

 河内森で下車する人が多く、最後の1駅間は空いていた。終点の私市は、「きさいち」と読む。三角屋根の駅舎の正面には小さな公園がある。


◎私市 1115→1128 枚方市 枚方市行 4両編成先頭=10056

 同じ編成で折り返す。ワンマン運転だが各駅には駅員がいるようだ。河内森では駅員が車椅子の乗客を車内に誘導し、運転士に下車駅を告げていたし、その下車駅である交野市のホームにも駅員が待機していた。私市発車時にはガラガラに空いていたが、途中各駅での乗車が多く、郡津で満席になった。

◎枚方市 1132→1145 八幡市 出町柳行 各停 7両編成5両目=2629

 特急をやり過ごして発車。特急と異なり空いている。車内の中吊り広告に、京阪中ノ島線がこの秋に開業とある。


◎八幡市 1200→1203 男山山上 男山ケーブル 1単行

 ケーブルの乗場は京阪線ホームのすぐ脇だが、一旦改札を出るので若干遠回り。

 このケーブルは京阪電鉄の一部で、1日乗車券を自動改札に通して乗車。日中は15分毎の運転。車内でしばらく待つ。

 時間になって発車。乗務員は八幡市の出札を兼ねているようだ。

 途中のトンネルで2号車と交換すると、風景が開けてきた。2つ目のトンネルの先が男山山上駅。山上駅には発券・改札が無く、運賃精算は下の八幡市駅で行う方式。


 参道を歩いて石清水八幡宮を参詣。平成の大修繕工事中で、奥に仮本殿があった。

 その後、展望台から下の景色を眺める。京阪の列車が通過するのが見えた。望遠で撮影。

◎男山山上 1230→1233 八幡市 男山ケーブル2号車

 ケーブルで下山。


◎八幡市 1245→1254 中書島 出町柳行 各停 7両編成最後=2464

 淀川の赤い鉄橋を渡ると右下に車庫を見下ろしながら短い坂を下り淀。この付近では高架工事を行っている。

 淀を発車すると、最後部の車掌が前方に移動を始めた、と思ったらまたすぐ戻ってきた。


◎中書島 1259→1314 宇治 宇治行 4両編成2両目=2917

 中書島駅は対面ホームの間に島式ホームがある3面4線の配線。3番線を発車した宇治行は、島式ホームが途切れた途端に急カーブをゆっくり右に折れる。始めは山科川の堤防に沿って進む。

 そのうち住宅街に入ったり、黄檗の辺りではJR奈良線と並んだりする。



 終点の(京阪)宇治駅は、宇治川の河川敷。JR奈良線の線路に直角に向き合う形での終端ホームだが、改札を出て駅舎の出口は、JRの線路の下をくぐった先にある。どうせならここにJRのホームも作れば便利なのに、JRは素通りするため、京阪とJRの宇治駅の間はバス連絡となっている。



◎京阪宇治 1328→1342 中書島 中書島行 4両編成先頭=2820

 1本後の電車で中書島に戻る。背面の窓から入る日差しが暑い。

 中書島に着き、各停に続いて入ってきた特急は3ドアの9000系だったので見送り、しばらくホームのベンチで休憩。

◎中書島 1357→1413 出町柳 出町柳行 特急 8両編成5両目5号車=8756

 2つドアの8000系。先程乗車した4号車は2階建だが、この5号車はテレビカー。京阪特急のテレビカーは歴史が古い。テレビモニターは京都寄りの車端部天井から下がっている。各座席の窓側にはテレビ音声ボタンがあり、スイッチを入れるとスピーカーから音声が出る。ボリュームの調節は無い。サッカーの試合を放映している。5号車にはカード式公衆電話もある。

 七条の手前で地下トンネルに入るとテレビ画像は乱れ、七条を発車すると途切れ途切れになった。ノイズの入り方から、アナログ放送のようだ。画像はかなり乱れているが、地下にしては受信できていると思う。

 途中ほぼ満席だった車内は、三条を出ると5号車の乗客は10人程度になった。

 終点の出町柳も地下駅。叡山電車は地上。フリー切符は叡山電車を含んでいないので、今回は見送る。

◎出町柳 1428→1431 三条 淀屋橋行 特急 8両編成5号車=8804

 1本後の特急で三条まで戻る。ここでも降車後に停車位置を移動する方式を採っている。1区間だけだが、2階建の2階席を利用。 


◎三条京阪 1444→1456 太秦天神川 太秦天神前川 6両編成最後=5616

 京都市役所前止まりの電車をやり過ごして乗車。地下鉄東西線はホームドアを採用している。

 二条から先の2駅区間は比較的最近に延長した部分。車内は空いてきた。駅の発車チャイムには琴の音を採用し、京都らしい。

 太秦天神川駅の周辺は整備中の様子。地上に出た駅前に京福嵐山線の路面電車が通っている。

◎太秦天神川 1507→1542 六地蔵 六地蔵行 6両編成最後=5117

 京阪の京津線とは、御陵(みささぎ)で分岐し、山科は京阪と地下鉄では乗場が異なる。最混雑区間は御陵の前後だったようだ。山科を出ると少しずつ空いてきた。駅の案内板の色は、東西線内でも黄色、オレンジ、紫などを使っている。近接する駅で同じ色を使っていて、色分けの基準は謎である。

 京都市営地下鉄でも、線名のイニシャルに番号を付けた記号を各駅に付けている。東西線では、太秦天神川がT17、六地蔵はT01である。東西線はこれまで延伸を繰り返してきたが、この先は伸びる計画はないのだろうか。六地蔵から先を延ばすと番号が付けられなくなってしまうが。

 醍醐から先も最近の延長部分である。石田を出て最後の1駅は、一番後ろの車両の乗客は2名だった。これで東西線を乗り終えた。南北線は以前に乗っているため、これで京都市営地下鉄を完乗したことになる。

 ここでJRに乗り換え。地下から高架へ上がる。

◎六地蔵 1553→1609 京都 京都行648M 103系4両編成 2両目=モハ103-436

 JRは高架線の島式ホーム1面2線。単線の交換駅である。電車待ちの間、お菓子を食べている女の子の回りに鳩が寄ってきている。鴬色の103系普通列車が上下同時に到着。

 桃山では反対方向の快速通過待ちで2分停車。 

 京都駅に到着後、駅構内を少し散歩。その前後に指定席券売機の様子を見るが、N700系のぞみは混んでいるようだ。他ののぞみも、指定席は窓側・通路側とも満席で、中間席しかない模様。結局自由席にした。

 切符を買ってから、新幹線改札近くでタコ焼きを購入。改札を入ってから、自宅への土産を物色。

◎京都 1709→1922 品川 のぞみ184号 東京行 新幹線9184A 700系16両編成最後1号車=723-52

 N700系は混んでいそうなので、来た列車に乗ることにした。12番線に入って来たのぞみ184号に乗車。3列席の通路側に着席。同時に乗車した人が窓側にいるが、中間席にはだれもいない。1号車の乗車率は概ね70%程度。思ったよりは空いている。

 発車して、とりあえず先程買ったタコ焼きで昼食。少し匂いが気になるかと思ったが、隣の人も豚饅を広げたからいいか。

 米原を通過して関ヶ原付近はまだ明るい。名古屋で乗客の乗り降りがあったが、総数はあまり変わらないようだ。浜松を通過するころには、日が暮れた。旅行記録をまとめてから休憩。

 新幹線の品川駅は初めて利用したが、改札内のスペースは思ったよりも狭い。売店が少しとトイレがある程度。待合スペースは、むしろ乗換改札を出た所が中心。


◎品川 1935→2032 東逗子 久里浜行1849S  E217系15両編成 4号車=サロ216-45→10号車=サハ217-45

 昨日から運用を開始した15番線ホームから乗車。横浜までは小学生が祖父母と乗っていて、話し声が続いた。保土ケ谷のホーム上には最近、待合室ができた。

 逗子でバスの接続が悪いので、東逗子まで乗車することにした。グリーンは逗子までだったので、逗子で10号車に移動した。

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