組合が加盟している団体の大会が広島であり、それに出席することになりました。会議は土曜日の午後からですが、前夜に出発して、学生時代に1度乗車して以来の福塩線に寄り道することにしました。
平成22年(2010年)8月20日(金)
通常勤務終了後、乗車券を購入して帰宅。当初の目論みでは、周遊きっぷの利用を予定していたが、広島・宮島ゾーンは芸備線からは入れない(ゾーンの芸備線側の甲立は入口駅に指定されていない)ことが分かり、新幹線経由の横浜市内から広島市内までの往復割引乗車券を購入して、福山から塩町経由広島までは別途購入することにした。周遊きっぷについては知っている筈だったが、入口駅の設定を見落としていたとは恥ずかしいことだ。
◎東逗子 21:31→22:05 横浜 千葉行2124S E217系11→15両編成 先頭11号車=クハE217-36
空いた列車で横浜まで乗車。車内にはゴミが散らかっている。大船から併走する211系の東海道線は基本編成がセミクロスの0番代だったが、空いたボックスは無さそうなので、このまま横須賀線列車で行く。
横浜駅は横須賀線ホームの拡張が一応できあがり、中央乗換通路もコンビニなどが営業している。一旦改札を出て、横浜市内発の乗車券で入り直す。少し早めに東海道線ホームに上がると、隣の上り線に373系の普通列車が止まっていた。
◎横浜 22:24→ 翌6:27 岡山 サンライズ瀬戸 高松行 寝台特急5031M 285系14両編成5両目5号車=モハネ285-201
横浜駅ホームでは、サンライズの乗客で発車案内表示を撮影している人が多かった。デッキに入ると、タバコの残り香のような匂いが若干気になった。横浜を定刻に発車。横浜発車時点では下段に4つほど空席があるようだ。ノビノビ座席の備品としてひざかけと枕カバー、プラコップは以前と同じだが、車内案内が従来の折り畳みリーフレットから絵葉書に変わった。葉書表面の下1/3に編成図、裏面に各個室や共用スペースの案内が印刷されている。3号車のミニロビーやシャワー室への往来のためか、通路を行き交う人は多い。22:37速度を落として大船を通過。平塚を通過する22:50に検札が回ってきた。その後、程なくお休み放送。
翌日の予定を時刻表で確認している間に、根府川を過ぎたようだ。トンネルが増え、その合間に相模湾の夜景が垣間見え、線路の周囲には急カーブと急坂の細い道路が寄り添う。熱海で隣の線に停車中の伊豆急8000系は明かりを落とし、寝静まっている。三島で見えた伊豆箱根鉄道の列車はまだ明るい。時刻表によると次が終列車だ。
この列車には共用シャワーの設備もあるが、冷房も効いているし、疲れたのでそのまま休むことにする。貨物列車の停車している富士駅を定刻~1分遅れ程度で発車後に消灯。
平成22年(2010年)8月21日(土)
列車は何度か運転停車をする。大阪での運転停車の頃は既に明るくなっていた。大阪環状線ホームには1、2人の乗客が見える。姫路を9分遅れで発車。接続列車が気になる。
ミニロビーからしばらく外を眺める。天候は晴れ。畑では何カ所かでたき火の煙が上がっている。6時を回り、朝の車内放送がある。列車は現在7分遅れでの運行中とのこと。列車は直線区間では100km/h余りまで加速するが、カーブなどでは減速する。
6:20頃から岡山到着に伴う接続列車や切り離しの案内放送がある。8番線の到着で出口は右側とのこと。6分遅れで運行中。岡山手前ではポイント渡りのため大幅に減速していたが、遅れは5分にまで回復し、6:32着だった。慌ただしく切り離し作業を行っているが、夏休み中のためか、子供を中心に、切り離し作業を見物している人が普段よりも多いようだ。
乗換通路を急ぎ、新幹線ホームへ。途中、ジパングラウンジなるものがあった。ジパングクラブ会員専用の待合室で、ソファーが並んでいる。
◎岡山 6:37→7:00 福山 こだま725号 広島行725A 100系6両編成4号車=126-3206
ちょうど乗り継ぎに間に合う。最近、100系をデビュー当時の塗色に戻しつつあると聞いているが、この列車はJR化後の黄緑と黒とグレーの塗り分け。車内は全席自由席だが、横4列で快適。しかも空いている。車内放送の曲は「いい日旅立ち~西へ」(電子音)。
福山で下車。後続のぞみの通過を見送ってから改札を出る。ここから福塩線に寄り道するため、別途乗車券を用意する必要がある。指定席券売機があったので操作してみたが、山陽本線経由しか選択肢がなかったので、みどりの窓口へ。窓口は3つ開いていて、幸いすぐに順番が来て購入完了。福塩線ホームに上がる。
◎福山 7:18→8:06 府中 府中行227M 115系3両編成最後=クモハ115-1663
福山城を右脇に見ながら発車。後ろの車両は空いている。福塩線の電化区間はロングシートの105系が多いが、この列車は115系で、車内は転換クロスシート。
元は軽便線だったこともあり、所々に急カーブを通る。沿線の住宅の軒先も、他の路線と比べて近いように思った。田畑と住宅地が交互に現れる区間を、のんびりとした速度で走る。横尾では105系4両編成と行き違い。まだ夏休み期間中だが、通学生で混んでいる。その次の神辺では、井原鉄道から直通のレールバスが交換待ちだった。道上では後ろの車両にもまとまった乗客が入り、少し賑わう。
福塩線の電化区間は駅間距離が短く、平均で1.7kmしかない。そのような中、道上と万能倉の間(2.1km)にある畑には、「新駅の早期実現を」という看板が建っていた。
万能倉(難読駅名で、「まなぐら」と読む)ですれ違った105系4両編成も混んでいた。府中では階段乗換。
◎府中 8:10→9:55 三次 三次行1725D キハ120 333単行ワンマン
ボックスが4つあり、あとはロングシート。トイレ付に改造済み。6割程度の席が埋まり、数人のグループ客が後方に立っている。府中を出て間もなくすると家並みが川の対岸に離れ、川沿いを進む。ここからは駅間距離も長い。途中の速度制限標識は「25(雨15)」の表示。最近JR西日本のローカル線で増えている崖地の対応だ。
次第に川幅が狭くなり、周囲の谷も狭くなってきた。電化区間では田園や住宅が遠方まで広がっていたが、この辺りでは急斜面に小さな集落が立体的に並ぶ。河佐でグループ客が下車。その先に景勝地の河佐峡があり、車窓からも少し見える。公園のようになっていて、行楽客の姿も見える。河佐峡を横目に見てすぐ、新しい長いトンネルを通る。ダム建設に伴い付け替えられた区間らしい。ここでは、それなりの速度を出す。
備後矢野は久々の交換駅。府中行のレールバスとすれ違う。盆地が少し広がり、次の上下も交換駅(行き違い列車なし)で、ここでは数人の下車客があった。梶田を過ぎるとまた山間部に入り、速度制限も増えた。
惰行区間では時折デッドマン装置の警報音が大きく響く。点在する家は瓦屋根が多いが、特に黒瓦はかなり光沢があり、目立つ。
塩町で芸備線に合流。合流直前にも15km/hの速度制限があった。ここまで少しずつ乗降があったが、車内の乗客は常時20人以上を維持していたようだ。塩町を過ぎると30人に達した模様。八次で数人の下車があり、その次は終点三次。昔ながらのATSのベルが鳴る。
三次では三江線の石見川本行と芸備線快速広島行に短時間で接続し、駅は一時的に賑わう。
◎三次 10:03→11:28 広島 みよしライナー 広島行快速5861D キハ47系2両編成ワンマン先頭=キハ47 1100
広島塗色(黄色他)のキハ47は、側面の行先表示がLEDになっている。2両編成の座席の半分近くの乗車だが、ボックスに点在しての乗車なので、混んでいるように見える。かつては急行が往来した準幹線であり、走る列車の速度は福塩線と比べるとだいぶ高い。芸備線も備後落合の方まで行くと速度制限区間が目立っているらしいが、この辺りは極端な制限は無い。ただ、着席位置の関係か、縦揺れが激しい。
甲立で少し乗客が増える。川沿いであることは福塩線と似ているが、周囲に広がる山は多少緩やかに見える。やがて広島市に入り、山の間にも中層の共同住宅が増えてきた。江坂で満席になる。広島で下車。マクドナルドで昼食。
広島駅前で、広電について情報収集。電車の4日間乗車券が無いかと思ったが、1日券600円のみで、後はフェリーやロープウェイがセットになった2日券だけのようだ。今日1日で広電に4回乗る見込みがないので、1日券は買わなかった。
猿猴橋町の少し先にあるビックカメラに寄り、そこから少し戻って荒神橋を渡ると、的場町電停近くに鉄道部品の店「からまつトレイン」を発見。しばらく店内を眺める。
◎的場町 12:50→13:05 中電前 広島港行1系統 3701(3連接)
概ね満席の状態で推移する。中年女性の車掌は時折忙しく車内を駆け回っている。駅間距離が短く、ドアの開閉や運賃収受、案内放送があるため、車内を巡回しての御用聞きに対応できるタイミングが限られているのだ。
順調に中電前に着き、その近くにあるホテルが事前会議の会場。少し早いが受付を済ませた。事前会議は14時に始まり、16:30頃に終了。ホテルまで700m余り歩く。
宿泊:東横イン広島平和大通
既に団体から支払い済みのため、宿泊者カードに記入するのみで、鍵を受け取る。
部屋の窓からは左手に平和大通りが見下ろせる。ティーサーバーやドライヤー、金庫、冷蔵庫がある。
テレビを眺めながら休憩。19時半過ぎに外出。しばらく歩き、お好み村近くのラーメン屋「戦国」の割引チラシを貰ったので、そこに入店。ラーメンを食べて、コンビニに寄ってホテルに戻った。
平成22年(2010年)8月22日(日)
本大会1日目。朝食は、ホテルのロビーで簡単な朝食のサービスがある。
時間があったので、他のメンバーと共に国際会議場まで歩く。
夕方に会議終了後、交流会が18:30から八丁堀であったので、国立原爆資料館を見てから移動。
◎原爆ドーム前 18:18→18:27 八丁堀 広島駅行2系統 5101(連接車)
交流会は八丁堀近くの「和さび」という店だった。
ホテルに戻ってから開いた新聞に、広電に関する記事があった。路面電車の中でも営業成績の良い広島電鉄だが、ここでも自動車利用者の増加と不景気のため、電車利用者は減少し、赤字が生じたという。一因に速度の低下があるらしい。これを打開するため、広島駅南口の改良で、現在猿猴橋町辺りを大回りしているのをショートカットする構想もあるものの、困難が多いらしい。(編注・後に事業化され、2025年8月に駅前大橋ルート、2026年3月に循環線が開業して、当時の構想が16年越しで実現)
平成22年(2010年)8月23日(月)
大会2日目。この日はタクシーで行く。
夕方は広島市平和祈念資料館を見てからホテルに集まり、6名で夕食。場所は中区流川町の瀬戸内料理「秀」、その後、他のグループと出会って、ラーメン組とお好み焼き組に再編して、5人でお好み焼きの店に入った。