新幹線網が発達して、東京駅を早朝の新幹線で発てば、鉄道だけでその日のうちに全国ほとんどの駅に到着できるようになっています。災害等により長期運休中の路線以外で、当日中に着けないJRの駅はあるのでしょうか?2026年3月の時刻表で検証してみました。
JR九州管内(全駅到達可能)
全ての駅が東京から当日到達可能です。
日豊本線の宗太郎駅は1日に下り1本、上り2本しか停車しない秘境駅で、唯一の下り列車は6:54なので下り列車での当日到達は不可能ですが、鹿児島回りなら以下のように到達できます。
◎東京6:00(のぞみ1号)10:52博多11:28(さくら747号)12:53鹿児島中央13:55(きりしま12号)16:04宮崎16:30(にちりんシーガイア14号)17:33延岡20:07(2760M)20:35宗太郎
指宿枕崎線の枕崎には18:39着、日南線志布志には大分経由でも鹿児島経由でも19:37着になります。西九州方面も15時台までに全駅到達可能です。
JR四国管内(全駅到達可能)
のぞみ1号で東京を出ると岡山には9:09着。岡山9:25発の「しおかぜ5号」、9:33発の「マリンライナー17号」、10:05発の「南風5号」に接続し、ここから乗り継ぐと予土線沿線には夕方18時台までに、牟岐線阿波海南には15:42に着きます。
JR西日本管内(全駅到達可能)
北陸新幹線からの乗継で、北陸エリアのJR各駅は昼過ぎまでに到達できます。
近畿エリアは京都・姫路間の新幹線各駅での乗継で、運転本数の少ない加古川線北部では昼過ぎに、紀勢本線新宮付近の特急が停車しない駅でも、夕方までに到達できます。
中国地方では、運転本数の少ない福塩線北部や木次線が難所ですが、それでも夕方までに到達できます。
山陰本線沿線はのぞみ1号で8:08に京都着、ここから「はしだて1号」を皮切りに山陰本線の列車をひたすら乗り継ぐと下関23:10着の最終列車までつながります。山陰本線沿線の駅でも、智頭急行、伯備線または山口線を経由したり、下関側から山陰本線に入ったりした方が早く着く駅もあります。なお、山陰本線支線の仙崎は、山陰本線京都口からの乗継や伯備線や山口線からのアクセスでは長門市からの最終に間に合いませんが、幡生経由の以下の経路なら到達可能です。
◎東京6:00(のぞみ1号)9:49広島10:10(こだま941号)11:38新下関12:04(3319M)12:08幡生12:11(860D)12:48小串13:22(966D)14:40長門市15:55(1631D)15:59仙崎
小野田線の本山支線は朝2往復、夕方1往復のみの運転ですが、東京を昼に出ても夕方の便に間に合います。
◎東京12:12(のぞみ31号)16:33新山口16:45(3331M)17:15小野田17:42(1236M)17:58雀田18:12(1325M)18:17長門本山
JR東海管内(全駅到達可能)
飯田線内は「ひかり631号」で豊橋から、「あずさ1号」で上諏訪からアクセスすれば、12時台までに全駅到達可能です。
紀勢本線沿線は「のぞみ1号」から「南紀1号」に連絡し、途中で普通列車に乗り換えれば、13時台までに全駅到達可能です。
高山本線沿線は「のぞみ1号」で名古屋から、「かがやき501号」で富山からの両面から入ることで、12時台までに全駅到達可能です。
その他のJR東海各駅には午前中に着けます。
JR東日本管内(全駅到達可能)
飯山線と只見線を除く関東甲信越と福島・宮城県内各駅には、いずれも午前中に到達できます。(大糸線の北大町以北は「はくたか551号」からの乗換で糸魚川から入れば午前に着きます)飯山線の県境付近は12時台に着けますが、只見線は小出・会津若松とも東京からの始発に接続する列車が13時過ぎに出るため、各駅とも午後の到着になります。
山形・岩手・秋田・青森県内各駅も概ね午後の日中に着きますが、山田線の快速が通過する駅には、一旦宮古まで行ってから上り普通列車で戻るので、夕方の到着になります。
五能線各駅は「はやぶさ1号」で新青森に回って川部から入った方が早いですが、能代など16時過ぎになる駅もあります。
JR北海道管内(一部到達できない駅あり)
「はやぶさ1号」から「北斗9号」、「ライラック25号」と乗り継ぐと旭川には16:25着。途中の特急通過駅や函館本線の山線、室蘭本線、日高本線、札沼線各駅にも18時台までに着きます。滝川や旭川で根室本線と富良野線各駅には18時までに着きます。
根室本線方面は南千歳で「おおぞら7号」に乗り継ぐと釧路17:51着。途中駅も「とかち5号」や普通列車で21時過ぎまでに到着。釧路から根室行に乗り継ぐと各駅停車で根室22:25着です。
旭川から宗谷本線へは、音威子府までの各駅は21時までに着きます。その先は「サロベツ3号」で稚内23:47着ですが、通過となる筬島・佐久・問寒別・糠南・下沼・兜沼・勇知には当日中に到達できません。
石北本線方面は「オホーツク3号」で網走20:52着。途中駅にも後続の普通列車で22時台までに着きます。瀬戸瀬に停まる下り列車は終わっていますが、遠軽から上り列車で戻れば到達できます。
最後に釧網本線ですが、「オホーツク3号」から網走で接続するのは知床斜里行、「おおぞら7号」から釧路で接続するのは川湯温泉行のそれぞれ最終列車なので、知床斜里・川湯温泉間にある中斜里・清里町・札弦・緑には当日中に到達できません。
まとめ
結果をまとめると、東京から鉄道乗継で当日中に到着できない駅は、宗谷本線北部の7駅、釧網本線中間部の4駅、計11駅です。なお、当ブログの名称から東逗子からの当日到達駅に触れますと、東逗子から横須賀線の上り始発列車に乗れば東京発各方面への新幹線始発列車に接続するので、東京発と同じ結果になります。
北海道新幹線が開業するまで、北海道の釧網本線沿線が特に遠く、みどりの窓口のある駅に限れば、知床斜里駅が、東京からその日のうちに乗り継げない唯一の駅でした。当日到着できない駅は北海道新幹線開業による減少もありますが、その後は駅の廃止による減少もあります。
到達できない駅の有無の検証作業では、時刻表の様々な路線のページを開くので、普段は乗ることの少ない路線にも目を配ることになり、新たな発見につながるかも知れません。
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