2010年09月 三陸方面 1日目−仙石線、石巻線、利府支線など

 東日本大震災の半年前に三陸方面を旅行したときの記録です。初日は新幹線仙台乗換で仙石線、石巻線で女川へ。その後、利府支線に寄ってから作並温泉に泊まりました。被災前の女川駅には、キハ40が1両きれいに保存されていました。

平成22年(2010年)9月17日(金)

 東逗子駅の券売機で、明日から利用のスリーデーパスを購入。駅前では、みんなの党の浅尾衆議院議員等がビラを配っていた。


◎東逗子 7:14→7:18 逗子 千葉行788S  E217系11両編成2号車=モハE216-2073

 本日乗車分はスリーデーパスが使えないので、逗子駅の窓口で株主優待券を使って、女川までの乗車券と東京から仙台までの自由席特急券を購入。逗子駅前では、民主党の長島衆議院議員がビラを配っている。14日の民主党の代表選挙で管総理大臣が再選され、これを受けて改造内閣の組閣が本日行われることなどを演説で触れている。


◎逗子 7:35→8:36 東京 津田沼行712S  E217系15両編成 5号車=サロE217-28

 5号車の1階席は、逗子発車時点では空いていたが、鎌倉で窓側の席が埋まった。昨夜からの雨も朝までに止み、太陽も出ている。日差しの入る右側の席は、ブラインドが下ろされている所が多い。横浜で満席になった。車内放送では、「中ほどにお詰めください」と「グリーン車は立ち席でもグリーン券が必要」の案内をしている。グリーンアテンダントは、頻繁に巡回している。

 品川でのホーム放送で、「この電車は東京で上総一ノ宮行と接続する、予定です」と、なぜか「予定です」を強調した言い方。時刻表で確認すると2分ほど遅れているようだが。

 東京に近づき、予め時刻表で自由席の位置を確認しようとしたら、自由席が無い。はやて+こまちが全席指定であることを忘れていた。そのため、横須賀線ホームから上がった地下1階にある、改札内のみどりの窓口に寄った。窓口が2つ開いており、先客はいない。新幹線乗り換え改札付近の窓口ではこうはいかないだろう。はやて9号は3人掛の中央席しか空きが無く、併結のこまち9号の通路側席を勧められ、無事に変更が済む。差額は現金払いだが、株主優待適用額同士の差額なので、支払いは300円。

 横須賀線ホームから地上に上がるエスカレーターは混雑している。新幹線ホームには喫煙ブースがあるが、出入口まで火の点いたタバコを持った人で溢れている。JR東日本の新幹線が全席禁煙になって久しい。

◎東京 8:56→10:37 仙台 こまち9号 秋田行新幹線3009B  E2+E3系16両編成12号車=E326-14

 21番線に8:56着のやまびこ204号と入れ替わりに22番線から発車。時刻表上同時刻の着発で、しかも互いに上下線を交差する難度の高いダイヤをものともせずに、定刻発車。

 上野発車時点で空席僅か。地上に出て大宮まではカーブの多い高架線を新幹線にしてはゆっくりとした速度で走行。この区間は先日、米国カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事が視察で来春登場予定のE5系車両に乗車したところ。世界各地で高速鉄道の受注競争が繰り広げられているところで、カリフォルニア州にも高速鉄道計画があり、JR東日本も積極的に売り込んでいる。試乗であれば、高速走行できる大宮以北の方が効果的ではないかと思うが、スケジュールの都合だったのだろうか。

 大宮で満席になったようだ。加速しながら横目に埼玉新都市交通の駅を次々と流して行く。上越新幹線と分岐した頃には、巡行速度に達したようだ。

 この先は仙台までノンストップ。メールや旅行記録のまとめ、調べ物をして過ごす。沿線に田園の割合が次第に増加し、東北地方に入るとトンネルが続くようになった。トンネルでも携帯はつながる。遠方の山並みには低い雲がかかっているが、概ね晴れているようだ。

 仙台で下車し、仙石線乗場の方向に歩く。仙石線乗場点前の地下1階に東口改札がある。ここで途中下車して長い通路を通って地上に出て、駅方向に振り返るとヨドバシカメラがあるので、ここでフィルムとカメラ用電池を補給。東口に戻る途中のロッテリアで100円のハンバーガーを購入して、ホームまでの間に食べる。


◎仙台 11:07→12:12 石巻 石巻行 快速3121S 205系4両編成先頭=クハ205-3107

 仙台駅地下ホーム10番線から乗車。山手線を走っていた205系を改造したもので、ロングシートだがトイレやドアボタンが付けられた。快速は多賀城まで11分間ノンストップで8駅を通過する。この間に地上に出て、結構な速度で走る。多賀城では高架工事が行われていた。

 多賀城を出ると列車の速度は落ちる。東塩釜からは単線になった。やがて松島の海岸線がトンネルの合間に見えるようになる。ただし、向かい側の窓にはブラインドが下りているので、乗務員室やドアの窓からの眺めとなる。

 島式ホームの松島海岸では、かなりまとまった数の下車客があり、ホームの階段付近が混雑していた。平日だが、観光客だろうか。この付近では、ほぼ並行して東北本線が通っているはずだが、仙石線の車内からは気づかなかった。

 さらに走り、野蒜の辺りからは海岸線を離れたようで、線路近くまで家並みが続く。

 石巻では6分の接続。仙石線の前身が私鉄だった経緯から石巻駅はかつて仙石線と石巻線で駅舎が分かれていたが、現在は統合されて跨線橋でつながっている。ホームが並列ではなく、少し前後にずれているのは、かつて別の駅だった名残だろうか。



◎石巻 12:18→12:45 女川 女川行1635D  キハ48系2両編成ワンマン 後車=キハ48 538

 ワンマン対応のためか、貫通路が拡幅され、扉も無くしている。しばらくは内陸を走るが、沢田から浦宿までの間、万石浦の入り江に沿って走る。線路は水面近くであり、静かな水面に小さな漁船や水鳥が佇んでいる。


 終点の女川駅には、キハ40系車両が1両、きれいに保存されていた。隣接する温泉施設の休憩所となっている。なぜか「鈍速」の表示が出ている。

駅舎はホームの突き当たりの低い位置にあり、階段を下がった所に改札がある。Suicaは使えない。

 駅前には保健センターや郵便局等が並び、ちょっとした町並みになっている。広い駅前広場にはタクシーも数台並んでいる。駅舎の横には温泉公衆浴場があり、その前には無料の足湯がある。折り返しの列車まで10分ほどだが、靴下を脱いで利用する。地元のおじいさんとつかの間の会話。どこから来た、とか学生さんか?など聞かれる。


 女川駅は券売機と有人窓口があるが、みどりの窓口はない。小牛田回りで利府までの乗車券を買おうと券売機の上にある運賃表を見ると、利府は仙石線経由の表示しか無いので、窓口で購入。結果として仙石線経由と同額の1,450円だった。


◎女川 13:00→14:12 小牛田  小牛田行1636D 同編成最後=キハ48 1535

 車内は空いていたので、浦宿から沢田まで、左側の窓を開けて、入り江の車窓の撮影を試みる。


 渡波から、下校する高校生が多数乗車。急に座席の7割程度が埋まって賑やかになった。その大部分は石巻で下車。代わりに一般の乗客も少なからず乗って来たが、だいぶ静かになった。

 石巻を発車するとしばらくして仙石線が左に分岐していく。周囲に広がる田では稲穂が色づいている。ニュースによると今年は豊作とデフレの影響で米価が下がっているという。前谷地で気仙沼行と行き違いのため停車。気仙沼行の到着遅れのため5分延発。

 小牛田駅裏には広大な空き地が広がり、「分譲中」の幟旗が各所に建っている。その中に住宅が点在している。仙台からそう遠くない駅裏に、今まで何もなかったのだろうか。


◎小牛田 14:20→14:55 岩切 仙台行1568M  701系6両編成先頭=クハ700-104

 先頭車両は跨線橋から遠いためか、小牛田発車時点で僅か4名の乗客。6両編成だが、途中から乗って来るのだろうか。鹿島台と品井沼の間で、DE10牽引の貨物列車とすれ違った。電化している東北本線でDL牽引は珍しい。非電化区間への直通なのかも知れない。

 松島付近では左側の眼下に仙石線の線路が見えた。岩切到着の頃には幾分乗客が増えた。


◎岩切 15:00→15:06 利府 利府行4447M  701系2両編成ワンマン 先頭=クモハ701-105

 運転席脇にもう1人の乗務員がいて、発車後もしばらくして談笑している。岩切発車直後は本線と比べて草むした印象の路盤。新利府の手前左車窓には新幹線の車両基地が広がり、E2+E3系などが止まっている。新利府で添乗の乗務員が下車。新利府と利府の間でも真横に新幹線車両が見られる。

 利府駅前にはマンションが1棟そびえ立つ。他に居酒屋の養老乃瀧、地元のスーパーなど。屋台街のようなものもある。 

◎利府 15:17→15:23 岩切 岩切行4448M 同編成先頭=クハ700-105

 同じ編成で引き返す。途中で新幹線車両基地を車内から撮影。


◎岩切 15:27→15:37 仙台 仙台行536M 701系6両編成先頭=クハ700-1029

 車内はほぼ満席。運転席後ろの立客が多い。

 仙台駅手前の車庫には、583系車両も止まっていた。


◎仙台 15:45→16:20 作並 山形行快速3841M 719系4両編成先頭=クモハ719-20 

 混雑しているので運転席後ろに立つ。途中、小雨が降っていた。



◎作並駅 16:21頃→ 岩松旅館 宮城200さ-422 

 雨のためか前回来訪時に見られたホーム上の出迎えは見られなかったが、駅前には送迎バスが止まっていて、結構な数の乗客。添乗している着物姿の仲居さんがおしぼりを配っている。発車時の乗客16名。岩松旅館のマイクロバスは後ろにもう1台止まっている。

 一昨年と同様にマイクロバスで到着。チェックインで名乗り、宿泊カードに記入している間に鍵を持って来るが、部屋番号を記した付箋に「リピーター」と書かれている。予約受付時に過去のデータベースを照合しているのだ。

 チェックイン後、順番に部屋に案内する方式だが、1分も待たずにすぐに案内された。前回と同じ旧館で、310号室。入室後、風呂の案内とともに、夕食の時間を聞かれ、19時希望を伝える。少し経ってから客室係が来訪して、部屋の説明。ここまでで16:39。少し休憩してから風呂へ行くことにする。17:45頃に大浴場経由で名物の岩風呂へ。大浴場はB1F。ここで洗ってから、エレベーターでB2Fまで下り、そこから木製の長い階段を下りたところに岩風呂がある。ゆっくり入り、18:40頃に部屋に戻る。疲れが出たのか、眼の血管が切れて充血してしまった。

19時近くに夕食が運ばれてきた。品書きの説明のほか、サービスで手作り豆腐が供された。リピーターだからだろうか。

20時過ぎに食べ終わる夕食の片付けの後、すぐ布団を敷いてもらった。夕方から目が充血してしまっているので、22時過ぎまで明かりを消して横になって休憩。

22時半近くになって起き上がり、岩風呂へ。


24時に部屋に戻り、24時半過ぎに消灯。


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