サンライズ瀬戸と特急いしづちを乗り継いで松山に着いた翌朝、この日の会議は10時から。早朝にホテルを出て、伊予大洲まで内子経由の新線と下灘経由の旧線を乗り比べ、復路の伊予市(=郡中港)から伊予鉄道にも乗りました。夕方に会議が終わってから、市内線の乗りつぶしに着手しました。
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平成24年(2012年)8月26日(日)
4時半にアラームをセットして、まだ暗いうちに起床。取りあえず軽い食事をして、部屋を出る。この時間、ホテル三番町だけでなく、同じ建物内で提携しているチェックインホテルもフロントは無人(チェックインホテルは7時から)で、ホテル正面の玄関は施錠されている。フロント業務は同じ建物のコンビニが代行していて、コンビニを通って外に出る仕組み。
道順も詳しくないので、アーケードを北上して大街道電停に出た。この時間はまだ路面電車は走っていない。電車道に沿って、松山城を右に見ながらJR松山駅に向かった。20分くらいで到着。改札近くの券売機で、伊予大洲までの乗車券と特定特急券を購入。
◎松山 5:50→6:27 伊予大洲 宇和海1号 宇和島行特急1051D 2000系3両編成 最後3号車=2101
車両の外には「TSE」の表示で、車両番号の下には「平成1年 富士重工」の銘板がある。2000系の初期型で、ディーゼル振子式としては日本初のものだ。
車内はまだガラガラに空いている。自由席の3号車は乗客がいる方だが,それでも10人に満たない。高速で町中を走って「坊ちゃんスタジアム」の脇を高架線で通り、大して時間もかからず伊予市に停車。車内から見る限り、余り大きくない地上駅。
伊予市を発車して1分余りで,旧線と別れ、内陸の新線に入る。新線とは言っても多少のカーブはあるが、振子機能を発揮して全速力で走る。伊予大平を通過してすぐに入ったトンネルは犬寄トンネルで、全長6012mは四国最長。伊予立川駅は交換駅。特急の通過を考慮して、曲線の交換線の有効長はホームと比べて長い。
内子は高架線上にある2面3線の駅。ここで上り普通列車と行き違い。内子を発車して少し走ると地上に下りてカーブが増え、速度が格段に下がった。元からある内子線に入ったため。伊予大洲の1駅手前の新谷で運転停車。上り特急と行き違いのため、3分停車とのこと。すれ違った列車は前2両がアンパンマンのデザイン。
内子線はかつて五郎で予讃線に接続していたが、ルート変更で伊予大洲へ向きを変えた。接続部分だけ新線で、一時速度を上げた。伊予大洲で下車してホームのポスターを眺めていると車掌に声をかけられ、切符を出す。この時間は駅員が居らず、切符は車掌が回収しているのだった。
駅周辺を散歩。少し離れたところに6階建ての商業ビルがある。いよてつ高島屋などが入り、小さい町という印象からは大きく外れる。
◎伊予大洲 6:48→7:58 伊予市 (伊予長浜経由)松山行914D キハ185系2両編成先頭=キハ185-3105
特急用の185系を格下げした贅沢な編成。座席後ろのテーブルは撤去され、リクライニング機能は封じられているが、回転クロスシートが残っている。最前席からの展望も変わりない。贅沢な普通列車で、車掌も乗務しているが、早朝のためかガラガラに空いていて、先頭車両は貸切状態。その後、途中駅からの乗車があったが、空いた状態は変わらない。
伊予若宮信号所で新線と分岐。五郎までの間に旧内子線の跡を探すが、見当たらず。かつての内子線分岐駅だった五郎は、交換設備が撤去されて片面ホームのみの使用。島式ホームは朽ち果てている。五郎付近から急に線形が悪くなり,見通しの効かないカーブが連続する。線路の所々に草が生え、伸びた枝が窓を叩くこともある。かつて特急が通っていた予讃線とは思えない。警報機のない踏切を、列車の通過直前に鍬のようなものを持って横切るおじさんがいたが、低速であり、運転士は意に介する様子もない。
伊予出石付近から河口に近い広い川に沿い、前方の河口の先に海が望めるようになると、伊予長浜に停車。伊予長浜ですれ違った下り普通列車は、この列車と同じ185系2両編成の前にトロッコ車両を含む2両を連結している。団体列車の回送の表示があり,予土線で使うものかもしれない。
伊予長浜を出て3分くらい走ると、ようやく海岸に出る。相変わらず見通しの悪いカーブが続く。走行速度は50km/hに満たないときもある。
かつて青春18きっぷのポスターにもなった下灘駅は、島式ホームから海が見渡せる。短い停車時間だが、ホームから車両を入れて撮影。
高野川では、キハ32単行の普通列車と行き違い。橋を渡った先の崖下で工事中なのか、15km/hの徐行標識があった。向井原駅直前で高架線に上がり、新線と合流した。あと1駅で伊予市。
伊予市駅前には、公園と屋台街を兼ねたような屋根付きの広場がある。伊予鉄道の郡中港駅は、JRの伊予市駅前の道路を渡ったところにある。ほぼ同位置と言っても過言ではない。伊予鉄道では1年前からICカード乗車券を導入したところ。少し時間があったのでパンフレットを見ると、記名式であればデポジット不要とのこと。改札の駅員に尋ねると、申込書に記入すればすぐにできるというので、作ることにした。カードを作ってから改札を通る。
◎郡中港 8:18→8:43 松山市 松山市行 普通 2両編成先頭=769
片開き3つドアのロングシート2両編成。車掌が乗務している。郡中港発車時点では空いていたが、途中からの乗客が多く、だんだんと席が埋まってくる。ICカードが出回り始めたが、無人駅も多いようで、車掌が巡回していた。
JRよりは海側を走るが、海岸線は遠く、見えない。行き止まりホームに到着。階段を下りて改札を出る。駅前の市内電車乗場へ急ぐ。
この電車は空いていて、着席できた。
大街道からホテルに向かい、9時近くに部屋に戻る。10階の食堂でバイキング朝食を手早く食べてから、メンバーと共にホテルを出る。アーケード近くにタクシーが来ていたので、これに乗車して、この日から3日間の会議の会場である松山市総合コミュニティセンターに向かった。初乗り550円で、790円区間だった。
17時にこの日の会議が終わり、松山市駅に向かった。
◎松山市駅前 17:30→17:57 大街道 松山駅前経由 環状線 57(昭和29年ナニワ工機)単行ワンマン
後ろに17:31発の道後温泉行坊ちゃん列車が控えていた。その前に発車直前だった電車に乗る。環状線で逆回りだが、ちょうど明日か明後日に乗ろうと思っていた区間だ。19時からの夕食交流会には間に合うだろう。
市内電車に新しい車両も増えているが、この車両は吊り掛けモーターで床も板張り。
松山駅前を出ると単線になる。そして宮田町から専用軌道に入り、郊外線と平面交差して古町に停車。古町からも引き続き軒裏の単線軌道をゆっくり走る。木屋町などで対向電車と行き違い。
平和通り一丁目を出ると複線の併用軌道になり、続いて道後温泉からの軌道と合流した。
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