2011年8月7日から9日まで、原水爆禁止世界大会参加のため長崎に行きました。この期間の長崎市内の宿泊施設は軒並み満室のため、諫早に泊まることにして、周遊きっぷを活用しながら長崎に通うことにしました。長崎に向かう途中、博多南線に立ち寄り。乗車した500系の先頭部には子供用の運転台が設置されていました。博多駅ビルの屋上にある鉄道神社参詣後、885系「白いかもめ」で長崎入りしました。長崎駅は高架化前で、地上の行止まり駅でした。
平成23年(2011年)8月7日(日)
◎東逗子 4:48→5:22 横浜 東京行464S E217系11両編成 先頭11号車=クハE217-4
列車を待っている時点で既に薄明るくなっていて、蝉も鳴いている。
東逗子駅のエスカレーターは、震災後の節電対策で長期間運用を止めていたが、6月頃に混雑時のみ運転を再開し、現在では早朝や夜間を含めて再開したようだ。夏季電力需給の逼迫による節電のため、夏の間は節電ダイヤが組まれている。東北新幹線は路盤の改修が進み、1週間ほど前に通常の運転速度に戻り、運転本数も9割以上にまで回復しているが、成田エクスプレスは減便が続いている。横須賀線は、平日日中の逗子・久里浜間で運転本数を減らしているが、朝夕や土日は平常どおり運転されている。逗子では増結がなく、かつ停車時間も短いため、逗子駅進入時には既に出発信号が進行現示となっている。東逗子発車時点で各ボックスに乗客がいる程度だったが、その後少しずつ増えてきた。
◎横浜 5:29→5:32 東神奈川 大宮行522B E233系10両編成先頭10号車=クハE233-1029
ダイヤにゆとりがあるのか、緩い速度で走行。
◎東神奈川 5:37→5:45 新横浜 八王子行505K 205系8両編成先頭8号車=クハ205-82
階段で隣のホームに移動。八王子行は既に入線しているので、着席して発車を待つ。ここでも他に目立った騒音が無い中で、蝉の声が響いていた。先頭車の車内には20人程度の乗客がいるが、大部分が1人乗車で、静まり返っている。
◎新横浜 6:00→8:15 新大阪 ひかり493号 広島行493A N700系16両編成最後16号車=784-63 指定席13E=後ろ寄り右窓側
上りホームには回送列車が停車している。ひかり493号は新横浜始発の下り1番列車で、発車10分前にホームに上がった時には既に客扱いをしていた。
6時00分00秒に扉が閉まり、定刻発車。1番後ろの16号車はガラガラに空いている。新横浜発車時点で16号車の乗客は10人に満たなかった。発車後しばらくして(小田原より手前で)検札。たくさんある切符から関係する切符を差し出すと、丁寧に「お手数をおかけしました」と言われた。車内でモーニングセットを求める。サンドイッチとコーヒーでワンコイン(500円)。
山間部には雲がかかり、富士山は見えなかった。小田原と静岡に停車。静岡で停車中に通過線を見ると、脱線防止ガードが線路間に設置されていた。N700系は窓側に100V60Hz2Aのコンセントがあるので、携帯やザウルスを充電。名古屋や京都を発車しても相変わらず乗車率は5割に遠く及ばない。
新大阪に到着、JR東海と西日本の境界駅で、両社の乗務員が交代していた。発車に際し東海の車掌は、西日本の車掌に会釈で挨拶するが、発車後は列車の後部を確認している様子はなかった。
◎新大阪 8:21→10:50 博多 のぞみ99号 博多行99A N700系16両編成4号車=785-49(JR東海所属) 指定席3E=前寄り右窓側
ひかり493号がホームを離れるよりも前に、早くものぞみ99号の前照灯が東京方に見える。同じホームの反対側への乗り継ぎだが、16号車から4号車への移動なので、距離がある。発車時刻が近づいたので、6号車から乗車して通路を移動。
先程よりは乗車率が高く、半分以上の席が埋まっているが、まだ余裕があり、隣は空席。新神戸を出てから検札があった。
東海道新幹線はトンネル内も携帯の電波が届くようになって久しいが、山陽新幹線も、岡山あたりまではつながるようになったようだ。これ以遠の長いトンネルでは圏外となる。新山口では、右手に見える在来線ホームにSLやまぐち号が発車を待っている。ただし、新幹線の高架壁に遮られて、一部が短時間しか見えない。10:27に新下関を通過するとすぐに新関門トンネルに突入。着席した状態で下り勾配が感じられる。2~3分走ると上り勾配に転じたようだ。新関門トンネルを抜けて九州上陸、雲は多いが、一応晴れている。
小倉に停車。すぐ前の3号車が自由席のため、ホームのこの区画には長い列が出来ている。中には後ろの指定席車両から入って、ホームで3号車の列の後ろに並んでいる人よりも早く3号車に移動する者もいる。自由席は混んでいて、デッキに立つ人も見られる。これに対して指定席の4号車は空いている。自由席特急券でちゃっかりと4号車の空席に座っている人がいたが、すぐに車掌が巡回してきた。のぞみの指定席は追加料金が必要として、毅然として対応し、すごすごと3号車のデッキに移動していた。
みどりの窓口付近にカラクリ時計があり、11時のチャイムが鳴っていた。新幹線さくらの模型が動きながら「線路は続くよ」のメロディが流れるもの。
新幹線口駅向かいのビルにある鉄道用品店「カラマツトレイン」を見物して駅に戻る。
◎博多 11:28→11:38 博多南 博多南行735A 500系8両編成最後8号車=522-7004
こだま格下げとなったが、500系人気は相変わらずで、撮影している人も多い。8号車の乗務員室側には、子供向けの運転台が置かれた遊び場になっている。ノッチやブレーキの操作によって速度計のデジタル表示が変わるようだ。実際の走行速度とは関係ない。
子供が運転台をガチャガチャと操作する音を聞きながら九州新幹線のルートをゆっくりと走り、やがて高架を下りると左手に新幹線の車庫を見ながら博多南に到着。
博多南駅構内や、改札を出て新幹線の高架をくぐった先にある町の施設(住民票窓口や図書館がある)の屋上から撮影。
◎博多南 12:03→12:13 博多 博多行744A 同編成最後1号車=521-7004
同じ編成で博多に戻る。先頭車には子供向け運転台があり、改札にも近いため家族連れで混雑しているが、一番後ろの1号車は1名で独占だった。博多南を発車すると、ゆっくりと高架に上がり、九州新幹線に合流。合流後の速度も、ゆっくりとしたもの。合流後も速度は上げない。
博多に到着し、新しい駅ビルの屋上庭園を目指す。上り口が分かりにくく、レストラン街を通って行く形で、混雑の中だった。屋上庭園も賑わっている。
植栽も豊富な屋上庭園にはミニ列車が走り、鳥居の先に屋台が並ぶ仲見世を通ると「鉄道神社」もある。ここで旅行安全を祈願して、鳥居脇にある屋台のような社務所でおみくじを引いた。
駅に戻るのも一苦労。屋上まで来るエレベーターはなかなか来ないので、エスカレーターで下りるが、これも1カ所で下までつながっているのはなく、レストラン街をうろうろしながら下りエスカレーターを探し、ようやく3階の東急ハンズ口改札に着いた。幸い、改札を通った目の前に、特急かもめの出る4番線ホームへの下り口があった。
◎博多 12:55→14:48 長崎 かもめ23号 長崎行特急2023M 885系6両編成5号車=モハ885-1
ホームに到着したのは発車1分前で、何とか間に合った。自由席車両を見回したところ、窓側の席は空いていない。とりあえずデッキにある自販機でコーラを買って涼む(ただ、コーラは冷えていなかた)。(編注・車内の自動販売機は令和4年(2022年)廃止)
再び客室に入り、通路側の席に着く。しばらくすると検札が回ってきた。鳥栖と新鳥栖に続けて停車すると乗客はさらに増えて満席になったようだ。デッキにも立ち客がいる。
この車両は「白いかもめ」で、広いデッキから入る客室は床がフローリング、座席は黒い革張り。背もたれには網かごの他、切符を差すことの出来るミニポケットがある。テーブルは背もたれになく、隣の席との間にある肘置きに収納されている。
佐賀を過ぎ、水田の緑を左右に見ながら高速度で走る。雲が厚くなったようだ。肥前山口で佐世保線と別れる。ここから単線だが、列車は相変わらず飛ばす。車内販売が回って来る気配はない。デッキにある車内案内を見るが、売店も無さそうだ。
肥前鹿島では臨時かもめ94号(787系)と行き違い、3分ほど遅れて発車。肥前鹿島発車後にワゴンサービスの案内放送があるが、回って来るまでは時間がかかりそうだ。
山間部と海沿いを交互に走るようになる。海は有明海で、海の色は茶色い。海の向こうに島原半島がうっすらと陰を見せている。この辺りから急なカーブが増え、列車の速度は落ちてきた。
住宅と田甫に囲まれた多良で列車行き違いのための運転停車。上り線には白いかもめが既に着いていて、1分足らずで発車。その後、14:09頃にワゴンサービスが回ってきた。研修中なのか、1人が先触れのように通ってからもう1人がワゴンを押して来る。しかし品揃えは土産物とデザート・飲み物が主で、食事はサンドイッチ程度しかないので、手を出さなかった。湯江でも1分弱運転停車して、787系かもめと行き違い。多良や湯江の運転停車の際には、車内放送は何もなかった。
諫早に近付き、島原半島の輪郭も明確になってきた。しかし雲仙普賢岳の山頂付近は厚い雲が掛かっている。 諫早には3分遅れで到着。諫早を出てしばらくすると、長与経由の旧線と別れて、新線に入ると速度を上げた。浦上に続く長いトンネルをひた走る。諫早で客扱いに時間を要していたので遅れは若干拡大したと思われるが、高速走行のためか浦上は3分遅れで変わらなかった。長崎に到着。
駅近くの吉野家で手早く昼食をしてから電停へ。
◎長崎駅前 15:10頃→ 公会堂前 蛍茶屋行3系統 374単行
(編注・「公会堂前」は平成30年(2018年)に「市民会館」、令和5年(2023年)に「市役所」に改称)
原水爆禁止世界大会の開会総会に出席。その後、神奈川県の集会にも参加してから別れる。
◎公会堂前 19:23→19:40頃 正覚寺下 5系統 302単行
(編注・「正覚寺下」は平成30年(2018年)に「崇福寺」に改称)
観光通までは混雑するが、最後の1駅は1人になる。団体の下車に手間取り、通常より時間がかかったようだ。後続の電車が迫る。
◎正覚寺下 19:43→19:56 長崎駅前 赤迫行1系統 1502単行
日が暮れて、夜景の町中を走行。築町から出島町まで、2車線(上下1車線ずつ)の狭い道を複線の軌道が通っている。
長崎駅に到着し、駅構内の売店で土産物の下見。なかなか適当なものが見当たらない。
◎長崎 20:21→20:40 諫早 かもめ48号 博多行特急2048M 787系8両編成3両目6号車=サハ787-117
行き止まりホームの2番線に既に入線している列車に乗車。半分以上の席が埋まっている。本日は8両編成との放送。普段は6両で混雑時期だけ増結しているのか。
リレーつばめから転じた787系を使用。デッキ出入口のドアには「787 Around The Kyushu」のシールが貼ってあるが、その下に「Reley Tsubame」の文字が浮いている。この列車ではグリーン車サービスと車内販売は行っていないとの自動放送が流れる。車内はダークグレーを基調としたシックな面持ち。座席は茶色で、背もたれにテーブル。
旧線と合流して喜々津を通過すると程なく諫早に到着。
宿泊 - ニューステーションホテル・プレミア
諫早の改札は1カ所。駅舎の横に地下道の入口があり、ここから反対側に出る。ここから徒歩数分でホテルに到着。
チェックインして、カードキーで入室。外出時にはカードを持って出る方式。エントランスは24時に閉まるが、カードキーで入館できるとのこと。バス・シャワートイレ付。部屋にはダブルベッド、テレビ、エアコン、冷蔵庫、ポット、ドライヤーなど。
小さなバルコニーがあり、ここに出ると線路が見下ろせる。
10階にレストランや展望浴場があるが、日曜日は休み。