2024年3月ダイヤ改正の横須賀線・東逗子関連情報

 時刻表3月号が2月24日に発売されました。

今回のダイヤ改正の目玉である北陸新幹線の敦賀延伸開業については多くのニュースが出ているので、ここでは東逗子を中心に横須賀線部分の分析をしました。


運転本数は

2022年3月のダイヤ改正では横須賀発着列車の多くが逗子発着に変更となり、東逗子を平日午前6時台から7時台にかけて発車する上り列車が13本から9本へ大幅削減される衝撃がありました。2023年と今回2024年の改正では9本で変わりありません。

1日の運転本数も、平日下り67本と上り68本、土休日下り67本と上り68本で、改正前後で変わりません。


所要時間は

東逗子から東京への所要時間で比較すると、最短所要時間は上下線とも64分で変わりません。逗子での増結や大船などでの時間調整で、中には70分を超える列車もあります。

実は横須賀線電車が最も「速かった」のは、東逗子駅開業よりも前の戦前期です。電気機関車牽引の客車列車だった昭和2年(1927年)の時刻表では東京から横須賀まで直通列車の所要時間は最短で100分だったものが、電車運転開始に伴う昭和5年(1930年)改正で68分となり、昭和19年(1944年)改正で70分に延びるまで続きました。戦後は過密ダイヤのためか所要時間が徐々に延び、新川崎経由になって距離が伸びたたことや停車駅の増加、大船や逗子での停車時間が長くなり、現在、東京から横須賀への下り最短は始発列車の71分で、今回の改正で変わりありません。中には80分を超える列車もあります。


グリーン料金の値上げ

横須賀線を含む首都圏の普通列車グリーン料金が大幅に変わることは以下の記事に掲載したとおりです。

首都圏の普通列車グリーン料金 2024年3月ダイヤ改正から一部を除いて大幅値上げ


新型車両の追加投入

また、JR東日本横浜支社の2023年12月15日付プレスリリースによると、E235系車両が追加投入されるようです。現時点で横須賀線・総武快速線用のE235系電車は、基本編成が31編成、付属編成が28編成が導入され、順次運用に入っています。最終的に基本51編成付属46編成が投入される計画です。

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