2008年03月 横浜市営地下鉄グリーンライン開業初日

 横浜市営地下鉄グリーンラインの開業初日の朝に乗車しました。


平成20年(2008年)3月30日(日)

 本日から、横浜市営地下鉄グリーンラインが開業した。開業セレモニーの一部や一般試乗会は、昨日のうちに行われた。今朝の新聞によると、中山からの始発の発車に先立つ午前5時前に出発式が行われたらしい。神奈川県内の他の鉄道は既に乗車済みであり、新規開業路線は出来るだけ開業当日に乗車しようと考え、出掛けることにした。

 駅に向かう途中、ウグイスの声が聞こえた。今日は曇っていて、最近数日と比べて気温も低いが、既に春である。東逗子の桜もほぼ満開だ。


◎東逗子 736→811 横浜 上総一ノ宮行 E217系11→15両編成 先頭11号車=クハE217-49

 ボックス席には既に乗客があるが、それ以外は十分に空席がある。


◎横浜 803(実際の発車は820)→東神奈川 大宮行736B 車番未確認

 上野駅で人身事故発生のため、京浜東北線運転見合わせとのことだが、遅れて到着して820に横浜を発車。この先の駅で運転見合わせとなる可能性があるとのことだが、とりあえず東神奈川までは行くとのことなので乗車し、東神奈川で下車。ここで横浜線に乗換。京浜東北線の列車は、上野での乗客救出と安全確認が終わったとのことで、すぐに発車していった。次の横浜線は同じホームの反対側からの発車とのこと。程なく折返し八王子行が入線。


◎東神奈川 826→844 中山 八王子行833K 205系8両編成 先頭8号車=クハ205-71

 車内はほぼ満席に近い状態。普段は乗り降りの多い新横浜でも変化は小さかった。

 次は中山の車内放送(肉声)では、市営地下鉄乗換の案内が早速に入っていた。

 JR中山駅の橋上駅舎を下りた所には、市営地下鉄グリーンライン建設の広報板がまだ残っていた。駅前広場は整備し直したようである。地下鉄駅の入口では、地下鉄職員が時刻表を配っていたが、静かな雰囲気。地下駅構内では、9時から記念乗車券を発売するところで、長い行列ができていた。

 改札を通ったところに、交通局の地下鉄管理責任者の名前で、グリーンライン開業の挨拶文が掲示されていた。また、定期券で1日1回タッチするとポイントが貯まるという端末機が幾つか改札内に設置されている。



◎中山 857→906 センター北 日吉行 4両編成先頭=10156

 ホームドアは胸高のため、ホームから列車の正面を撮影することは可能。列車は短い4両編成で、車体も小振りのため、ロングシートの両側に人が座れば、間は1人くらいしか通れない。車内にはドアの上にモニター画面が2つずつ設置され、一方は行先案内など、もう一方はニュースなどを放映している。

 架線からの集電、リニアモーター走行。都営地下鉄大江戸線と同じ方式のようだ。

 川和町の手前で地下トンネルを抜けて高架線に出た。川和町停車時に、花火の音が聞こえた。川和町は2面3線。ここでの折返しも可能なようだ。ホームの日吉側には機器室があるので、ここからの列車撮影には適しない。都築ふれあいの丘は地下駅。

 センター南からセンター北の1駅間は、高架線でブルーラインと並走する。

 センター北で下車してホームから中山方を眺める。第三軌条集電のブルーラインと架線式のグリーンラインが対比出来る。ただ、どちらも運転の頻度は高くないので、センター北駅にいる間に併走写真は撮れなかった。


◎センター北 921→933 4両編成 先頭=10086

 今度の列車は、先程と比べて混んでいる。立客も多い。センター北を発車するとすぐにトンネルに入り、地下駅が続く。北山田・東山田は島式ホーム、高田は同じく地下だが、片面ホームで、反対側は見えなかった。


日吉本町は再び島式ホーム。終点の日吉も島式。中山・日吉とも、ホームの少し先に車止めがあり、ホーム両側から折り返し発車する。

 日吉駅では、記念乗車券売り切れの旨を繰り返し放送していた。

 地上に出て、慶應義塾大学の銀杏並木を往復する。慶應義塾150周年を前に、ここ数年、日吉キャンパスは建設ラッシュ。





◎日吉 1007→1018 横浜 元町・中華街行 急行 8両編成先頭8号車=5859

  CS-ATCが導入され、頻繁に信号音が聞こえる。綱島は、最近、最後の温泉宿が廃業とのニュースがあった。


◎横浜 1025頃→ 神武寺 三崎口・新逗子行 快特 12→4両編成 2両目=2126→最後=2464

 横浜駅ホームの発車案内は調整中だった。ダイヤが乱れているのだろうか。ちょうど入っていた快特に乗車。補助椅子に座れた。発車後、特に遅れの案内はなかったので、表示板だけ調整中だったようだ。

 乗車した車両は三崎口行だったので、金沢文庫で後方の車両に乗り換えた。文庫・八景間の車庫には、赤と黄の旧塗色を復刻した旧1000系が停車していた。

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