2008年09月 熊本旅行 1日目 - サンライズ瀬戸のソロで岡山へ

 平成20年(2008年)9月、0系新幹線がこの秋に引退となること、寝台特急「富士・はやぶさ」が翌年3月に廃止になるらしいと聞き、これらの乗り納めをすることにしました。0系新幹線に乗車する岡山までのサンライズと、帰りの富士の個室はそれぞれ押さえましたが、九州での経路は直前まで決まらず、すべての宿が確定したのは出発前夜、乗車券の購入は出発当日の仕事帰りでした。


平成20年(2008年)9月11日(木)

◎東逗子 2130→2205 横浜 千葉行2108S  E217系11→15両編成 先頭11号車=クハE217-12

 車内は空いているが、若干のゴミが目立つ。途中の駅のホームに立つ人は多いが、先頭車両に乗ってくる人は少ない。戸塚前後では211系の東海道線普通列車と併走。基本編成はセミクロスシート。この時間の上りは東海道線も空いていて、ボックス1、2名の車両が多かった。

 東戸塚を出た列車は普段より速度を上げていたらしく、東戸塚のトンネルを出て保土ケ谷に向かうカーブではATS-Pの速度パターン接近を知らせるベルの音が聞こえた。

 横浜駅構内はさすがに人が多い。しかし、荷物を持ってホームを通行するのに支障はない。横浜からのサンライズ瀬戸の乗車車両が下り方にあり、この時間に開いている改札内コンビニも下り方の南口地下通路にあるため、横須賀線ホーム上を移動して、南口通路へ。コンビニで飲み物などを購入してから東海道線下りホームに上がる。ホームは多少混んでいたが、2220発の熱海行が出ると、僅かの間だけ空いた。 


◎横浜 2224→翌627 岡山  サンライズ瀬戸 高松行 寝台特急5031M  285系14両編成 3両目3号車=モハネ285-3001 指定=17番ソロ(下段)

 先月乗車したサンライズ出雲と岡山まで併結して走る。先月はノビノビ座席だったが、今回はソロを選んだ。9号車でお客様ご案内中との放送があったが、定刻に発車。ソロの個室に入る。ソロの室内は狭いためか、ドアを開けて通路に足を出した状態で着替えている人もいた。 

 早くも保土ケ谷辺りで検札。ついでにシャワーカードも購入する。シャワー室を使ったことがあるか聞かれ、かなり以前に使ったことがあると答えると、使い方は変わっていないとのこと。戸塚手前で、同僚からご機嫌伺いのメールが入ったので返信。同僚も明日から夫婦で広島方面に旅行とのことで、一時サンライズの利用を検討していた。大船を過ぎてから家族にメール。

 室内は狭いが、色々なものが揃っている。アラーム時計・非常通報ボタン・FM受信装置(スピーカーは無くヘッドフォン持込必要)などの付いたコントロールパネル、ハンガー、プラコップ、大きなゴミ袋(専用の金具に取り付けられている)、浴衣、スリッパ、(カミソリ専用と表示された)100V電源コンセント、鏡が目に付く。サンライズエクスプレスの小さなパンフレットもある。ベッドの上の高さは約1m。入口ドア付近の60cm×25cmくらいのスペースだけ2m位の高さがある。

 しばらく経ってから同じ3号車内にあるミニロビーなどの公共スペースを観察。グループ客同士なのか、6人くらいの乗客で一杯になっている。シャワー室はちょうど別の利用客が入ったところ。シャワー室前にソフトドリンクの自販機がある。自販機には30種類の選択ボタンがあるが、なぜか同じものがたくさん並び、実質4種類。リアルゴールドの缶が10本も並んでいるのは不思議な光景である。この時点で、3号車ソロの空室は2、3部屋のようだ。

 一旦部屋に戻って旅行記録を打つ。23時にお休み放送が入る。根府川の辺りでは一旦室内灯を消して夜の海岸を眺める。中秋の名月を3日後に控えた月が煌々と光っている。昼間に一時雨だったようだが、今は晴れているようだ。三島を過ぎて再びシャワー室の様子を見るが、今度も使用中。

 静岡を過ぎて040頃に行くと空いていたので使用。脱衣室にシャワーカード読取機や通報ボタン、シャワー室洗浄ボタンの付いたコントロールパネルとドライヤー、固定式の脱衣カゴがある。服を脱いでからカードを通し、シャワー室へ。リンス・イン・シャンプーとボディーシャンプーが備え付けられている。お湯の出る止まるボタンと温度調節、タイマーがある。お湯の出る時間は通算で6分なので、出したり止めたりしながら使う。終了後、シャワー室洗浄ボタンを押す。シャワー室内が洗浄され、脱衣室の足元にも一瞬、乾燥用の冷風が吹く。合わせて20分弱でシャワー室を後にする。

 浜松を113に定時発車。そろそろ寝ることにする。

2日目へ

目次へ

コメント