2008年08月 広島 3日目 - 広島電鉄とスカイレール
広島市内での行事参加の前後に広島電鉄の市内線を乗り歩き、その後、瀬野のスカイレールに乗車しました。平成10年(1998年)に開業したスカイレールは維持費用の問題から令和6年(2024年)に廃線となりましたが、平成20年の訪問当時は立客もいる賑わいでした。
平成20年(2008年)8月5日(火)
720頃起床。部屋で軽い朝食。
◎立町 836→837 八丁堀 広島駅行2系統 3804連接最後=3804B
後ろの入口から乗車して車掌から1日乗車券を購入。1駅で八丁堀に着き、すぐ乗り換え。
◎八丁堀 840→847頃 白島 白島行 913単行ワンマン
白島方面からの乗客が下りているうちから乗車口を開け、下車が終わると乗車口のドアも閉めた運転士は、慌ただしく先頭に走ってすぐに発車。
車内にICカードリーダーがある。白島線だけICカードが使えるらしい。
白島線も他と同様に複線。途中で1912号とすれ違う。この時間、2編成で運用しているようだ。終点の白島電停部分だけ1線になる。
◎白島 853→900 八丁堀 八丁堀行 1912(大文字)単行ワンマン
1列車遅らせて折り返し。八丁堀までずっと直線。
八丁堀電停から南へしばらく歩き、広島信用金庫を左方向に入った辺りに今日の分科会の会場であるエソール広島に到着。開始まで15分くらいある。
受付を済ませ、入場。結構大きなホールで300席くらいの半分程度埋まっている。席にテーブルは無い。930定刻開始。国内外の様々な参加者から報告・発言があった。1202から1302まで休憩で、八丁堀方向に戻った通り沿いの吉野家に入る。午後は討論などで、1451終了
平和通りを西へ歩くと、道に迷っていたらしい岐阜のプレートを付けた参加者がいたので、一緒に歩く。初めての参加で、宿はNHKの近くという。平和通りは緑が多く、暑いが気分は落ち着く。電車線との交差部分にNHKがあり、ここで岐阜の人と別れる。
◎中電前 1522→ 紙屋町東 広島駅行1系統 5107連接先頭=5107A
◎紙屋町西 1538→1551 広電本社前 広島港行3系統 1905(比叡)単行ワンマン
紙屋町の三角線を乗車し、広電本社前へ向かう。途中の車窓に見える日赤病院の前には、建替前の被爆建物の一部が保存展示されている。
広電本社前電停脇に、広電の本社ビルと車庫・検修工場がある。周囲を一周してみる。裏手にはレンガ造りの風格ある建物がある。戦前からのものだろうか。確か、殉難職員慰霊碑のようなものがあると思ったが、外からは見えない。
◎広電本社前 1610→1630 1系統広島港(宇品)行 5109連接先頭=5109B
皆美町六丁目で右折して宇品方面に進む。ここから左折する軌道もあるが、路線図上、ここを左折する系統は無い。ただ、回送や不定期運用には使われているようだ。一昨年に動く分科会「被爆電車に乗って」で乗車した貸切電車はここを左折して広島駅に向かった。
県病院前で空いたので前方車両に着席。この車両はグリーンムーバーと称する新型低床車両。2006年ローレル賞の表示がある。駆動部分との関係か、中途半端な椅子にテーブルのような台が付いている部分がある。景色を見ながら端末利用するのに便利。元宇品口付近は舗装の一部が緑化されていた。
◎広島港(宇品)1646→ 皆美町六丁目 (紙屋町経由)広島駅行 5103連接
先程と同型のグリーンムーバーで広島駅に向かおうとしたが、皆美町六丁目で直進するつもりが左折した。比治山下経由に乗るべきところを「広島駅行」に気を取られて間違えた。左折したところで停車した皆美町六丁目で下車。
徒歩で1駅戻り、広大付属学校前へ。この季節も、部活か補習か、狭い電停に学校帰りの制服姿が10人くらい集まっていて、一部は西広島行に乗り込んで行った。
◎広大付属学校前 1706→1728 広島駅 (比治山下経由)広島駅行 702単行
単車で混雑している。日除けのブラインドを下ろしている窓が多く、前後の景色くらいしか見えない。的場町を発車して八丁堀方面からの線路と合流。これで広電の再完乗を果たした。
◎広島 1735→1755 瀬野 白市行1570M 115系4両編成先頭=クハ115-335
混雑した車内で、先頭部に立って前方の景色を眺める。運転士はきびきびと確認喚呼作業をしている。広島を出た辺りの貨物ターミナルにはセノハチ越え専用のオレンジ色のEF67がたくさん止まっている。峠道が近づき、カーブが増えてきて、やがてセノハチの入口である瀬野に着いた。かつて、瀬野はセノハチの補助機関車を連結する基地であったが、補機のターミナルは広島に統一されたらしく、広かった構内と思われる場所は駐車場などになっている。
◎みどり口 1810→ みどり中央 みどり中央行 205単行
スカイレールサービスのみどり口は、JR瀬野駅に接している。ロープウェイと懸垂式モノレールの合いの子のような軌道が、急勾配を上がっている。
券売機で切符を買って自動改札を通る。均一運賃で、下車時の改札は無いらしく、最初の改札で切符は回収される。
ロープウェイのゴンドラのような車両で、座席は6人分。自動運転。発車時間になっても乗客が各駅にいない時は運行しないこともあるらしい。終点に到着した車両は、スキー場のリフトのように駅後方で回転して待機する。
乗車したときは1人だったが、やがて乗客が増え、発車直前には立客もあった。時間になり発車。主に上下・前後の揺れが強く、急加速する。
高度も急速に上がり、瀬野駅を見下ろすことができた。
坂の途中にも、開発された住宅が広がっている。中間駅で半分近く下車。終点に着くと、その周辺にも住宅が広がる。スカイレールの軌道の先には並木に囲まれた階段の歩道が伸びている。
往路と同型車。今度は空いていたので撮影に努めた。
1999年ローレル賞のプレートを発見。戻ってから気づいたが、窓口で記念乗車券も販売していた。
◎瀬野 1839→1858 広島 徳山行373M 115系4両編成先頭=クハ115-2005
瀬野も広島都市圏でイコカが使える範囲。モバイルスイカを試したが、支障なかった。
◎広島駅 1903→ 紙屋町東 宮島口行2系統 5008連接先頭=5008B
超低床のグリーンムーバーだが、先程のとは異なり、駆動部分の座席形状が若干異なる。
ホテルに戻る前に夕食をしようと、紙屋町の地下街でお好み焼きの店を探す。中央の広場では「国境の無い花たち展」と銘打って、原爆の日に合わせて生け花をする催しが行われている。
地下街の地図を見たら、一昨年の8月6日昼に利用した「みっちゃん」しかない。ホテルとは逆方向の原爆ドーム近くだが、ここにする。幸い前回のように並ぶこともなくカウンター席に案内された。メニューから、ねぎ・そば・チーズ・肉玉のお好み焼きを注文。広島のお好み焼きはそば入りが定番。ネギは「みっちゃん」のお薦めになっている。意外とボリュームがある。何とか食べ終える。
地下街を上がると、原爆ドームはすぐ近い。ライトアップされたドームの周辺には、この時間でも訪れる人が多い。
◎原爆ドーム前 2007→ 立町 広島駅行 806単行ワンマン
前の電車との間隔が長かったせいか、車内は混んでいる。
コンビニで飲料を買ってからホテルに戻る。シャワーを浴びた後、テレビを観ながら旅行記録をまとめる。組合機関紙の原稿の推敲も行い、24時半に消灯。
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